【永久保存版】意外とかんたん!青色申告完全ガイド

2016/02/25

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確定申告には大きく分けて、白色申告と青色申告の2つの方法があります。青色申告は白色申告に比べて帳簿がやや複雑ですが、その代わりに最大65万円の控除を受けることができます。「難しい」というイメージが先行しがちな青色申告。実際にやってみると意外とカンタンなので、基本的なところを説明していきたいと思います。

確定申告の仕方に関する基礎知識まとめ


目次

1.青色申告とは?

青色申告とは、税制上の優遇が受けられる申告制度のことです。もちろん、優遇されるには、それなりのハードルを越える必要があります。まず、青色申告には、事前の届け出が必要になります。また、65万円の控除を受ける場合には、必ず複式簿記で記帳しなければならないので、帳簿の付け方がやや複雑になります。

今さら聞けない個人事業主の確定申告とは何か?

青色申告は誰もができるわけではありません、法律では「所得」は10種類に分けられていますが、このうち「不動産所得」「事業所得」「山林所得」の3種類を得ている個人事業主が、青色申告を行うことが認められています。

青色申告ができる条件とできない条件

もう一つ加えると、「65万円控除」を受けられるのは、副業程度の雑所得ではなく、事業所得、あるいは、事業的規模の不動産所得がある人に限られています。自分が対象なのかどうかを、最初に確認しておきましょう。

事業所得になる副業と雑所得になる副業の違い

2.白色と青色の違いは?

白色申告と青色申告の違いについてですが、「白色申告」の場合、特別控除はありません。その代わりに事前の手続きなども不要で、記帳は単式簿記によるものでOKです。

一方の青色申告は、事前に「青色申告承認申請書」を一定の期間内に納税地の所轄税務署長に提出しなければなりません。また「帳簿付け」と「決算書の提出」が必要となります。さらに、青色申告には10万円控除と65万円控除の2種類がありますが、65万円の控除を受けるためには、複式簿記による記帳を行わなければなりません。

青色申告と白色申告の違いと節税効果について

こう書くとどうしても「青色申告は難しい」と思われがちですが、会計ソフトを使えば意外と簡単に作成することができるので、トライする価値はあると思います。

はじめての青色申告に挑戦してみた!Part1 確定申告事前準備編

簿記初心者でも大丈夫!青色申告はすべて会計ソフトにおまかせ

3.青色申告のメリットとデメリットは?

青色申告のメリットについては、何といっても、高い節税効果です。所得金額から一定金額を控除できるので、その分、税金は安くなります。

また、「赤字を3年間繰り越すことができる」「家族への給与も全額費用にできる」「30万円未満の固定資産も全額費用にできる」などのメリットもあるので、個人事業主はぜひ活用すべき申告制度だといえるでしょう。

青色申告のメリットと節税効果についてのまとめ

しらぬが損!奥さんに給料払って節税できる?専従者控除を活用しよう!

損失を繰り越せる青色申告のメリット

デメリットは、65万円の控除を受けるならば、複式簿記を行わなければならないということ。しかし、これについては、会計ソフトやあとで説明する青色申告会などの力を借りれば、そこまでハードルは高くありません。

個人事業主の頼れる味方!青色申告会を活用しよう

そして、青色申告の隠れたメリットとして、複式簿記によって、金銭の出入りが可視化され、きっちりと管理できるということが挙げられます。節税しながら、自分の事業を見直せるというのが、青色申告の大きなメリットだと言えそうです。

税理士が教える!節税につながる複式簿記のススメ

青色申告と白色申告の違いと節税効果について

4.青色申告の必要書類

青色申告を行うには、どんな書類が必要になるのでしょうか。

まずは「所得税の青色申告承認申請書」と「個人事業の開業・廃業届出書」を提出しなければ、個人事業主として青色申告をすることはできません。税務署にそれらを提出すれば、青色申告を行う資格を手に入れることになります。

開業届を出してないと、できない事!?

個人事業主のための開業・廃業届出書の書き方と申請

個人事業主のための青色申告承認申請書の書き方

そして、事業所得の確定申告には「青色申告決算書」と「確定申告書B」を提出します。「確定申告書B」には、必要に応じて、各種控除関係の書類を添付します。

つまり、事前の準備さえすれば、提出するのは「青色申告決算書」と「確定申告書B」の2つということになります。誤解されやすいのですが、領収書や請求書は提出する必要がありませんので、間違えないようにしましょう。

確定申告の必要書類とは?

確定申告に必要な添付書類とは?

5.青色申告決算書の書き方

青色申告で提出するのは、「青色申告決算書」と「確定申告書B」の2つですが、青色申告決算書は全部で4枚あります、1枚目は「損益計算書」で、1年間の事業の収入や経費などがすべて記載されています。それをさらに詳しく内容を記したのが、2、3枚目にあたります。

4枚目は「貸借対照表」で、事業の財政状態を表す書類ということになります。会計帳簿を元に作成されるもので「資産」と「負債」「資本」の構成を示します。

こう書くといかにも難しそうですが、会計ソフトを使えば、必要項目を入力するだけで、青色申告決算書を自動で作成してくれるので、このハードルもそれほど高くはないというのが、実際のところです。

青色申告時に税務署に提出する2つの書類(青色申告決算書、確定申告書B)の書き方

税理士が教える!青色申告決算書の書き方

6.勘定科目の使い方

青色申告では、現金出納帳、預金出納帳、売掛帳、買掛帳に、売上・仕入・必要経費などを記入していきます。会計ソフトを用いれば、あとは固定資産の減価償却の入力を必要に応じて入力すれば、青色申告決算書は自動的に作成されることになります。

お金の出入りを記入する際に、表示金額の名目を記載しなければなりません。そのときの分類が「勘定科目」です。入ってくるお金については「売上」「雑収入」など、出ていくお金については「新聞図書費」「旅費交通費」などのような勘定科目を用いて、帳簿を作成していきます。

「勘定科目」は厳密に定められているものではありませんが、利害関係者に分かりやすく開示する必要があります。「自分の事業ではどんな支出が多いのか」なども勘定科目別にみれば、把握できるので、帳簿を作成しながら、事業の見直しも行えば、効率もよいでしょう。

青色申告ができる条件とできない条件

7.青色申告会を活用しよう!

会計ソフトや書籍を活用したとしても、初めて確定申告を行うときは不安になるもの。とはいえ、税理士を雇うだけの売り上げはまだないという事業主の方も、少なくないでしょう。

そこで、お勧めしたいのが地域の「青色申告会」です。会費を払えば、何度でも気軽に青色申告についてのアドバイスを受けることができます。ぜひ活用してみてください。

個人事業主の頼れる味方!青色申告会を活用しよう

8.まとめ

青色申告について基本的なところを整理しましたが、いかがでしたでしょうか。

青色申告は、節税できるだけではなく、経営状況を知れる手段としても、優れた申告方法です。苦手意識を持つことなく、下記のような記事も参考にしながら、青色申告マスターになりましょう!

「確定申告の疑問」を税理士にズバリ聞いた!第2回青色申告編

青色事業専従者給与と配偶者(特別)控除。節税効果の違いは?

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最大65万円の特別控除も!不動産所得の基本を知ろう

photo:Thinkstock / Getty Images

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