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事業計画書を作る目的とは?事業計画書を作る意外なメリット!

公開日:

執筆者:吉井 英人

現実的に事業計画書をつくる作業は、融資のためなど、必要に迫られて行う人が多いものです。ただし、事業計画書をきちんとつくるということは、経営者に大きな恩恵をもたらします。ここでは事業計画書のメリットについて確認しておきます。



働き方をイメージしてから起業できる

働き方をイメージしてから起業できる

私自身もどちらかといえばそうだったので大きな声では言えませんが、起業する際、深く考えずに勢いだけで決断する人が多いと思います。とはいえ、当たり前ですが、あらかじめ理想の事業規模や働き方について、イメージしていた方がその後の展開がスムーズです。

たとえば飲食店をやるのであれば、オーナーシェフとして1店舗だけでやっていくのか、それとも経営者として規模拡大を目指していくつもりがあるのか。飲食業の経験がある人の場合、起業して1店舗の経営を軌道に乗せるだけならうまくやれる人も多いのですが、2店舗目、3店舗目と規模拡大をする過程で失敗する人もいます。最初は「自分1人が食っていければいいや」と始めて、その後に規模拡大に踏み切るケースです。

もともと拡大する計画がなかったうえに、多店舗でやる場合はどうしても人に頼らざるを得ません。自分がやる分にはうまくできても、人に仕切ってもらうとなると、勝手が違ってくるのです。最初に規模拡大を視野に入れて事業計画書をつくっていれば、2店舗目を任せるための人材育成などの準備ができます。

自分のビジネスプランを客観的に把握できる

ひとくちに起業するといっても、業種も規模もさまざまです。個人事業主として1人だけで始めるケースもあれば、複数の従業員を抱えて法人として始めるケースもあります。1人だけ、あるいは小規模で始める場合は、計画はすべて自分の頭の中に入っていると思い込んでいる人も多いのです。

たしかに事業を始める起業家の頭の中は夢とアイデアで溢れています。ただし、どんなに素晴らしい夢やアイデアを持っていても、頭の中で思い描いているだけでは思いつきにすぎません。ノートに書きだしてみることで、自分のアイデアを客観的に検討でき、新しい気づきも生まれます。事業計画書をつくりながら自分の思考を整理して、アイデアをまとめることができます。

売上目標を立てることができる

事業継続にとっていちばん大切なのが売上です。毎月いくら売上があれば黒字になるのか、この数字を知らずに経営はできません。月額の売上を出すためには、1日単位の売上を予測するのはもちろん、さらに細かく客単価まで内訳を考えておかねばなりません。となると、自社が提供するサービスやモノの価格設定を考えなければなりません。

特にサービス業の場合、最初は自社のサービスに自信がなくて価格を安く設定して利益が出ないといったパターンに陥ることがあります。かといってサービスの質が同じなのに後から値上げをするというのは難しいので、あらかじめしっかりとした計画を立てる必要があります。

会社を計画的に運用できる

事業計画書はこれから先、自分の会社をどのように運用していくのか、そのプランを書き記したものです。事業計画をきちんと練っていけば、設備投資にいくら必要なのか、当面の資金繰りにいくら必要なのか、それに対して手持ちの自己資金はいくらあるのか、不足分はどうやって調達すべきか、といった資金面の問題も自ずと浮き彫りになっているはずです。

資金面の問題を把握し、対策を講じるためにも事業計画が必要となってくるのです。

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この記事の執筆者

吉井 英人
吉井 英人

神奈川県茅ヶ崎市で平成24年3月吉井英人税理士事務所を開業。敷居が低く、気さくに話せる事務所をモットーに、茅ヶ崎市を含む湘南地域の中小企業・個人事業主の会計・税務・コンサルティングを行っている。

税理士の仕事は、「経営者の良き相談相手」になることである、と考え、お客様の夢(事業)に寄り添って、応援・サポートできる税理士、共に事業を成長させる税理士を目指して日々活動中。

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