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事業用のクレジットカードを使った時の経費処理の方法

最終更新日: 公開日:2013/11/22

監修者:宮原 裕一(税理士)

事業用のクレジットカードを作っておくと経理が簡単になります。
カードで備品を購入した場合の帳簿付けは、厳密に行うなら購入時と引き落とし時の2回に分けますが、実際は引き落とし時の1回でかまいません。



引き落とし時だけの入力で大丈夫です

事業用のクレジットカードを使って現金取引を減らすと、帳簿付けがとても簡単になります。

カードを使ったときの帳簿付けは代金が引き落とされたときの1回だけ行います。
勘定科目は購入した備品によって「消耗品費」「雑費」などと入力します。

複式簿記では備品を購入した日にも帳簿付けを行うことが原則となっていますが、クレジットカードは例外的に1回で処理するのが慣例となっています。
ただし、年末に購入して支払いが年をまたぐ場合は「未払金(みばらいきん)」という勘定科目を立てます。
翌年に口座から引き落とされたときにもう一度入力して処理します。

【仕訳例】クレジットカードで引落時の入力

勘定科目 摘要 収入 支出 残高
消耗品費 プリンターインク代引き落とし 8,000 892,000

【関連記事】
・個人事業主が法人クレジットカードを使うことの2つのメリット

「未払費用」と「前払費用」

クレジットカード

継続的なサービスを受けている代金の締め日が年を越える場合、決済未了分を「未払費用」で処理します。
電気代や電話代などが該当します。

逆に12月に翌年1月分の家賃を払う場合などは「前払費用(まえばらいひよう)」という勘定科目にして、原則として今年の経費から差し引きます。
ただし、前家賃のような短期の前払費用は、そのまま支払った年の経費とすることも可能です。

「利用時と引き落とし時で2回処理する方法」

上記では、引き落とし時だけの記録として簡易的な方法を紹介しましたが、利用時と引き落とし時で2回処理する方法も紹介します。

クレジットカードを利用したときは「未払金」の科目で処理をします。
あとは、通帳から引き落とされたときに、未払金を処理すれば完了です。

ただし、事業用のクレジットカードで個人用の支払いをしたときは、明細を取り込んだときに、「事業主貸」を科目にして、事業用ときっちり分けておきましょう。

クレジットカードでの帳簿の記入例

クレジット利用時

日付 借方勘定科目 借方金額 貸方勘定科目 貸方金額 摘要
①7/8 消耗品費 10,000 未払金 10,000 〇〇カード:〇〇ストア
②7/11 旅費交通費 5,000 未払金 5,000 電車
③7/20 事業主貸 3,000 未払金 3,000 〇〇カード:〇〇ストア

① 7月8日に消耗品を10,000円で購入
② 7月11日に旅費交通費で5,000円を支払う
③ 7月20日に個人用の飲食代を3,000円支払う

クレジット引き落とし時時

日付 借方勘定科目 借方金額 貸方勘定科目 貸方金額 摘要
④9/10 未払金 18,000 普通預金 18,000 〇〇カード

④ 9月10日に通帳から、クレジットカードの利用料金18,000円が引き落とされた

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・【かんたん検索】スモビバ! 勘定科目・仕訳大全集「クレジットカード代金が引き落とされた。」

出典:「大きな図ですぐわかる はじめての青色申告」 監修:宮原裕一(税理士)
©2018 Yayoi Co., Ltd. ©2018 KADOKAWA ASCII Research Laboratories, Inc

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この記事の監修者

宮原 裕一(税理士)
宮原 裕一(税理士)

1972年生まれ。税理士。弥生認定インストラクター。「宮原裕一税理士事務所
弥生会計を10年以上使い倒し、経理業務を効率化して経営に役立てるノウハウを確立。弥生会計に精通した税理士として、自身が運営する情報サイト「弥生マイスター」は全国の弥生ユーザーから好評を博している。
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