個人事業主のための青色申告承認申請書の書き方

最終更新日: 公開日:2013/11/22

監修者:宮原 裕一(税理士)

青色申告者になるためには、税務署から「あなたは青色申告をしてもいいですよ」という承認をもらわないといけません。そのための書類が「青色申告承認申請書」です。なお、承認といっても、提出内容に不備や問題がない限り、税務署からとくに連絡はありません。


「青色申告承認申請書」の届け出

青色申告をするためには、事前に税務署に届け出が必要です。確定申告する時期になって、いきなり青色申告はできません。新たに事業を開始した人は、原則として開業日から2カ月以内に「青色申告承認申請書」を提出しなければなりません。すでに事業などを営んでいて白色申告をしている方は、青色申告をしようとする年の3月15日までに届け出ます。

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【参考記事】
青色申告と白色申告の違いと節税効果について
確定申告の期限、いつからいつまで
確定申告に必要な提出書類【チェックリスト付き】

平成31年(2019年)分から青色申告にしたい場合は、平成31年(2019年)3月15日までに届け出をしておく必要があります。平成31年(2019年)1月1日~15日に事業をはじめた場合も3月15日まで。

それ以降にはじめた方は、開業日から2カ月以内が期限です。「所得税の青色申告承認申請書」の書き方は難しくはありません。個人事業主の場合は「納税地」は自宅住所である場合が多いでしょう。「事業所又は所得の起因となる~」も、自宅が事務所ということであれば、名称など記入しなくても大丈夫です。提出が1日でも遅れると、青色申告できるのが1年先に延びるので注意しましょう。

65万円控除を受けるための申請書の書き方

青色申告の一番の特典は「青色申告特別控除」の65万円です。この65万円控除を受けるためには、「青色申告承認申請書」の「簿記方式」欄と「備付帳簿名」欄の記入に注意しなければなりません。簿記方式は必ず「複式簿記」に○を付けます。備付帳簿名はページ下部で示した8 項目に○を付けておきます。

申請書の書き方

デスクトップアプリ「やよいの青色申告」や、クラウドアプリ「やよいの青色申告 オンライン」を使えば、 これらの帳簿はきちんと作成されているので心配する必要はありません。

●所得税の青色申告承認申請書

青色申告承認申請書

※書式は平成30年(2018年)9月現在、各税務署で使用されているものです。変更されることもあります。

「備付帳簿名」で選択した8つの帳簿

ご紹介したように、「備付帳簿名」では8項目を選択します。それぞれの帳簿は以下のようなものです。

現金出納帳 事業用の現金の出し入れの状況を、取引順に記載する帳簿。
売掛帳 商品などの掛売りや、売掛金の回収の状況を記載する帳簿。売掛とは、まだ回収できていな売り上げのこと。
買掛帳 商品などの掛買いや、買掛金の支払の状況を記載する帳簿。買掛とは、購入した商品を受け取っているが、支払いがすんでいないもの。
経費帳 仕入以外の事業上の必要経費(費用)を租税公課、水道光熱費、旅費交通費、給料賃金などの科目ごとに記載する帳簿。
固定資産台帳 事業用の減価償却資産や繰延資産について、資産の取得およびその異動に関する事項などを記載する帳簿。
預金出納帳 銀行の口座ごとに入出金を記載する帳簿。
総勘定元帳 勘定科目に基づいてすべての取引を記載する帳簿。
仕訳帳 日付順にすべての取引を記載する帳簿。総勘定元帳のもとになる。

出典:「大きな図ですぐわかる はじめての青色申告」 監修:宮原裕一(税理士)
©2018 Yayoi Co., Ltd. ©2018 KADOKAWA ASCII Research Laboratories, Inc

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この記事の監修者

宮原 裕一(税理士)
宮原 裕一(税理士)

1972年生まれ。税理士。弥生認定インストラクター。「宮原裕一税理士事務所
弥生会計を10年以上使い倒し、経理業務を効率化して経営に役立てるノウハウを確立。弥生会計に精通した税理士として、自身が運営する情報サイト「弥生マイスター」は全国の弥生ユーザーから好評を博している。

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