サムライインキュベート 榊原代表「起業は不条理の連続。成功するかどうかは行動量次第」

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「起業は不条理の連続。成功するかどうかは行動量次第」 サムライインキュベート榊原健太郎代表

インキュベーター(起業家支援者)として起業を牽引し続ける、サムライインキュベートの榊原代表。同社では経営、マーケティング、人事、財務、CI戦略など多方面から起業を支援するほか、「サムライファンド」を設立して創業間もないベンチャー起業への投資を行っている。また、運営するコワーキングスペース「Samurai Startup Island (SSI))」は、起業家と彼らを支援する企業や投資家が相互に繋がる場として注目を集めている。榊原代表に、起業家にとっての現在の社会的情勢や、起業して成功するためのポイントなどを伺った。


----まず、サムライインキュベートが目指すもの、そのためにどのような取り組みをされているかを教えてください。

弊社では、「起業に興味はあるけれど何から始めればよいかわからない」「事業アイデアはあるが、ビジネスとして回していく自信がない」「アイデアをどう形にすれば成功率が上がるのかを知りたい」といった人を総合的に支援することを目的に創業しました。FacebookやGoogleのように世界的に成功する会社を生み出すことを目指しています。現在は、東京・品川の天王洲アイルにあるコワーキングスペース(SSI)を起業家に低価格で貸出しながら、経営やマーケティング、営業、人事、財務などの相談に乗っています。新しい起業相談は月に約100件。実際に起業して成功できる人かどうかをチェックし、一緒に事業のアイデアを磨き上げ、実際に起業するまでのサポートを行うのです。また、「サムライファンド」を設立し、創業間もないベンチャーへの投資を行っています。ファンドがベンチャーの株式を取得し、その企業が株式を上場したり大企業に買収されたりしたときに株式を手放して利益を得るわけです。

----起業して成功する人と失敗する人の違いは、どのようなところにあるとお考えですか。

_MG_2548_m.jpg成功と失敗を分ける最も大きな要因は、行動量です。ビジネスを成功させるにはPlan(企画)、Do(実行)、See(検討)のサイクルが重要で、いかにこのサイクルを高速で回転させるかが鍵となります。たくさん実行すればどこに問題があるのかがわかり、改善に至るスピードも速くなります。B to Bの営業なら、1日に50件の営業ができる人なら、成功します。でも、なかなかそれをやり切れる人はいません。私が見るかぎり、100人がビジネスを企画した場合、それを実行に移せる人は10%、実行した結果を検討して改善につなげられる人はさらにその10%にすぎないのです。

ちなみに弊社では、支援する起業家に対して、月に2回プレスリリースを出し、月に1回イベントに登壇するようお話ししています。これが行動量の基準です。プレスリリースについて言えば、新商品を作ったり、大きな会社と提携したりしなければ出すことができません。具体的に月2回のプレスリリースという目標を立てることで、やるべきことが明確になり、行動量を増やせるのです。例えば、プレスリリースを出して日経新聞に取り上げられれば、信用が高まって資金調達しやすくなりますし、提携などの話も進みやすくなります。もちろん、メディアに掲載されればユーザーの獲得も期待できます。

_MG_2572_m.jpg

行動量を増やすには、こうした明確な数字をもって目標を立て、それを実現するための計画を立てることが必要なのです。起業を目指す方と話していると、「たくさんの人を笑顔にしたい」といった言葉を聞くことがありますが、それが具体的に何人なのかを考えなくてはなりません。たとえば私はいま、日本とイスラエルでイノベーションを起こすべく行動しています。そのために、日本からイスラエルに渡航する人の数を、現在の年間1万人から5万人へと増やすことを目標にしています。渡航者が年5万人を超えると直行便が就航するからです。シンプルな目標を立てて達成すべき数字を決め、逆算して必要な行動を割り出し、できるだけ多く行動することで成功につながります。

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この記事の執筆者

千葉はるか(Panchro.)
千葉はるか(Panchro.)

2000年に日経ホーム出版社(現日経BP社)入社。金融情報誌、デジタル情報誌の編集部で編集記者職に従事。2006年にリクルートに転職し、新卒向け就職情報誌の編集を手がける。2008年、エディトリアルデザイナー兼イラストレーターの姉とともに会社を設立し独立。フリーのライター・編集者として書籍、雑誌、ウェブサイト等の制作に携わっている。

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