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【買ってみた】実印の選び方のコツ

公開日:

執筆者:柳原つつじ

【買ってみた】実印の選び方のコツ

請求書や契約書に捺印するときに必要となる実印。ビジネスで用いるとなると、100円ショップで売っているような印鑑だと何だか心もとないですよね。いかにも個人でやっている事業で頼りないなと取引先にも思われてしまうかもしれません。やはり長く使える質の良い印鑑を実印として使いたいもの。そこで、実印について今回は説明したいと思います。



POINT
  • 印鑑で最も重要なのが実印
  • 3本セットの購入がおススメ
  • 店舗よりもネット購入がおススメ

印鑑の主な種類は3種類

事業を立ち上げてどんなものを用意すればいいのか、意外と悩んでしまうのが、印鑑です。印鑑には、次のような種類があります。

認印...郵便物の受け取りなどで使う日常的に用いる印鑑。
銀行印...銀行口座を開設する際に届け出印として用いる印鑑。
実印...住民登録をしている地方自治体に登録した印鑑。

ほかにも、訂正印や落款印などがありますが、これらをすべて別個に用意する必要はありません。極端な話でいえば、すべて1本の印鑑で兼ねることも可能です。

しかし、実印は契約書など重要な書類への捺印に用いる最も重要な印鑑で、法律上・社会上の権利・義務の発生を伴うものです。失敗して後で買い直すのもコストがかかりますし、ゴム印などの変形しやすいものや印影の文字が判読できないものなどは実印として登録ができません。だからこそ100円ショップで買ったような三文判ではなく、実印用にきちんとしたものを作成したいものです。

個人や法人で違うお勧めのサイズ

長さは印鑑ケースに収まる60mmで固定されていることがほとんどですが、印面のサイズは選ぶことができます。

地方自治体では、「1辺8mm以上、25mm以下の正方形の中に、印影が収まる印鑑」と定められているところがほとんどです。よって、メーカーも直径10.5mm~18.0mmの間で選べるところが多いです。実印をオーダーメイドする場合には、その点に気をつけてください。

一般的には、個人用の男性は15mm~18mm、女性は13.5mm~15mmくらい、法人用であれば18mmのサイズを推奨している印鑑メーカーが多いようです。

耐久性もある「象牙」が人気の素材

サイズが決まれば、次に素材を決めます。

堅い木材である「柘(つげ)」を用いたものでは、「あかね」「本柘(ほんつげ)」「薩摩本柘」などがあります。なかでも「あかね」は最もお手ごろな素材の一つで、15mmサイズを860円で売っている通販サイトもあります。ちょっと安すぎる気もしますが......。

また「水牛の角」を用いた「黒水牛」や「牛角」といった素材もありますし、天然の木材に特殊加工を施した「彩樺」などもよく知られている素材です。値段はメーカーによってさまざまですが、「黒水牛」と「彩樺」が同じくらい、「牛角」がそれよりも高いことが多いようです。通販サイトだと、15mmサイズで4000円~6000円くらいといったところでしょうか。

そして、最高級の印鑑材料とされているのが「象牙」です。通販サイトでは、「並」とされているものでも1万7000円以上、極上となると3万円以上はします。何度も買うものではないので、奮発するのも悪くはないでしょう。

どこで購入するのが良いのか?

どこで購入するかは迷うところだと思いますが、店舗よりも通販サイトのほうが値段は安い傾向があります。

材質を自分の手で確かめられるのが店舗の大きなメリットだと言えそうですが、通販サイトも動画を提供したり、文章で丁寧に素材から説明するなど、できるだけ手触りを伝えようとしているサイトもあるので不安な方はチェックしてみてください。

また、予算を考える際に見落としがちなポイントとして、法人登記を行う際は「個人の実印」(個人名の刻印された実印)と「法人の実印」(法人名の刻印された実印)の2つの種類の実印が必要だということです。ご注意ください。

このように意外と手間と費用のかかる実印ですが、おすすめは実印、銀行印、認印の3本セットです。

個人の実印3点セット

個人の実印3点セット

こちらは法人の実印3点セット。角印が認印

こちらは法人の実印3点セット。角印が認印

上記画像は下記のサイトで購入した3点セット(個人・法人)ですが、どちらも使い心地に違和感はなく、しっかりとした印象を持ちました。

【個人】黒水牛(極上)実印60x16.5mm/銀行印60x13.5mm/認印60x10.5mm 3本セット(inkans.com)

【法人】薩摩本柘3本セット 実印(寸胴)18.0mm/銀行印(寸胴)16.5mm/角印21.0mm(inkans.com)

印鑑を販売しているサイトは他にもたくさんありますので、予算と相談しながら比較してみることをおススメします。

ちなみに、印鑑の長さは60mmとされていることが多いと書きました。それに合わせて印鑑のケースが作られているわけですが、なぜ60mmなのでしょうか。それは、よく知られている年の「十二支 (じゅうにし) 」に「十干 (じゅっかん)」 を組み合わせた「六十干支」が由来していると言われています。「印鑑の長さ」という極めて実用的なところに、そんな中国思想が関係しているなんて驚きですよね。

それくらい印鑑は実務的な意味合いを越えて、事業を円滑に繁栄させるためにも、大切なものだと考えられているということなのかもしれません。そのなかでも、最も重要な実印ですから、これぞというお気に入りのものを見つけてみてくださいね。

photo:Thinkstock / Getty Images

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この記事の執筆者

柳原つつじ
柳原つつじ

出版社勤務を経て、フリーエディター、コラムニスト。歴史、伝記・評伝、経営、書評、ITなどを得意ジャンルとして、別名義で著作多数。ここでは、脱サラフリーランスならではの視点で、お役立ち情報をお届けしたいと思います。

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