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アフィリエイターのための確定申告ガイド

公開日:

執筆者:大滝裕子

アフィリエイトのための確定申告ガイド

アフリィエイターの収入は、色々な支払先から細かい金額が入金されることが多いと思います。また収入の変動も激しく、突然、入金される額が増加することも考えられます。確定申告の際に困らないように日頃から準備しておくことで将来的な節税にも繋げましょう。



POINT
  • アフィリエイト収入は、確定月で計上
  • ネットで購入したものは、請求書・納品書等を印刷するなどして保存する
  • 取引記録をラクにするために、事業用口座を生活費と別に開設する

アフィリエイト収入の考え方

アフィリエイトの収入は、各アフィリエイト会社(ASP)との間で「●●●円以上にならないと振込みしない」などの支払条件が決まっていることが多いのではないでしょうか。
そのため「入金された時に収入を計上する」と思っている方もいるようですが、アフィリエイト収入として帳簿に記録するタイミングは、アフィリエイト収入が確定する「確定日」に属する月です。もし、振込みのあった月に処理しているならば、年末のみ「12月以前に確定したものでまだ入金されていない収入も売上として足す」という処理をする必要があります。
アフィリエイト収入の確定月と振込月は、異なることがほとんどですので、収入を計上する時期に注意しましょう。
なお、振込の際に差し引かれた振込手数料は、雑費/売上の仕訳をする必要があります。

アフィリエイターの経費

経費とは、その売上(収入)を得るために直接かかった費用のこと。
アフィリエイターの場合は、10万円未満のパソコン・プリンター・パソコンソフト等、運営サイトやブログのための情報誌等書籍の購入費、インターネット・プロバイダー費用などが主な経費になります。例えば、アフィリエイターの主婦が子供をベビーシッターに預けて働く場合のベビーシッターの費用は、収入を得るために直接かかった費用ではないため経費とは認められません。

また、パソコンなどを購入した場合で、購入費用が10万円以上のものについては、本来、購入費用を「減価償却」として数年かけて費用処理しなければなりません。しかし、青色申告を選択した事業者は、30万円未満の資産を買ったときに費用にできる特典があるので、全額費用に計上することができます。10万円や30万円の判断には、設置の費用も含みます。また、例えば応接セットのように、テーブルと椅子をセットで使用するものはセット価格で判断します。

その他、自宅の一部をアフィリエイト収入を得るために使用している場合には、家賃や水道光熱費などの一部を費用にすることができます。

注文書・請求書等の印刷は忘れずに

アフィリエイターは日々パソコンの前にいることが多いため、プリンターのインクなどの消耗品をインターネットで購入することも多いと思いますが、購入の際は、注文書・請求書等を印刷するか、いつでも印刷できるように画像を保存しておきましょう。
書籍をアマゾンで購入した場合も、購入した書籍が実際に業務関連なのか、プライベートなのかなど、証明するものを保存しておく意味でも重要です。また、消費税課税事業者の場合は、納品書・請求書等の保存が課税仕入れの条件となっています。保存方法も電子帳簿保存法を選択していない場合は、原則として紙で保存することとなります。

事業用の口座と生活費の口座を分ける

アフィリエイターが確定申告するにあたっては、事業用の銀行口座を生活費の口座とは別に開設することをオススメします。

ネット銀行等を開設し、その口座はアフィリエイト収入と経費に直接関連するものだけにします。クレジットカードもプライベートとアフィリエイト関連を別々にし、アフィリエイト関連のカード決済はアフィリエイトの口座から直接引落になるようにします。その際もなるべく現金を使わないでアフィリエイト用のクレジットカードを使うことで、書類の整理が楽になり、確定申告の際に慌てることがなくなります。自宅の水道光熱費等は月ごとに一覧表を作成し、年末に家事按分して費用に計上します。

青色申告の特典

アフィリエイターでも青色申告を選択することができます。青色申告のメリットは、アフィリエイトの儲けから10万円または65万円を控除できる「青色申告特別控除」があります。その他、赤字を翌年以降の黒字と相殺する「欠損金の繰越控除」や30万円未満の備品等の即時償却できる「少額減価償却資産の特例」など、節税のためのさまざまな特典が用意されています。

特に、アフィリエイトを開始した年度は、パソコンなどの機材の購入費、書籍の購入費等がかさみ赤字になってしまうことも多いようです。そういう時こそ、青色申告を選択し、マイナスの確定申告を提出しておけば、そのマイナスは3年間繰越しにして翌年以後の利益と相殺することができます。赤字の申告は面倒ですが、利益が出た時の節税に繋がります。

参考:青色申告と白色申告の違いと節税効果について

よく帳簿を複式簿記で作成しなければならないことがデメリットと言われますが、会計ソフトを導入することで簡単に複式簿記ができるので、一度検討しても損はないでしょう。

【関連記事】
・簿記初心者でも大丈夫!青色申告はすべて会計ソフトにおまかせ

photo:Thinkstock / Getty Images

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この記事の執筆者

大滝裕子
大滝裕子

1962年生 税理士・行政書士・弥生会計インストラクター。大滝裕子税理士・行政書士事務所代表。事務所内には勤務税理士・社会保険労務士も所属しており、スタッフ(11名)全員が女性です。「顧問先の繁栄が私たちの幸せ」をスローガンに親切丁寧を心掛け、「社長の右腕」を目指して日々邁進しております。
大滝裕子税理士・行政書士事務所HP

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