はじめての青色申告【第1回】〜事前準備編〜

公開日:

執筆者:酒井彰人

はじめての青色申告【第1回】〜事前準備編〜

平成28年に個人事業主として独立したばかりで、今回がはじめての青色申告となる酒井さん。「青色申告」という言葉はなんとなく知っているけれど、そもそもどこから手をつけていいかさえわからない……そんな酒井さんの疑問点を解決すべく、著書『ダンゼン得する 知りたいことが パッとわかる 経費になる領収書 ならない領収書がよくわかる本』(ソーテック社)でも人気の税理士・村田栄樹先生にレクチャーを受けることに! はたして酒井さんのお悩みは無事解決できるのか?


現在フリーランスで映像制作とライターをしている、酒井彰人です。
平成28年4月に個人事業を開業しましたが、それまではエンジニアや営業、映画監督のアシスタントなどさまざまな仕事をしていました。
シンガポールで駐在経験もあり、日本や世界のどこにいても仕事ができる環境を作るべく、実績と経験を積み重ねている毎日です。
また会社員時代から不動産投資を行なっていたため、白色申告の経験はありますが、今回、個人事業を始めたことをきっかけに青色申告にチャレンジすることにしました。

確定申告をするために、なんとなく領収書は月ごとに分けて取っておいたけれど、これでいいのだろうか? まず、何から始めたらいいのかさえわからない!
白色申告の時に用意した書類を元にいくつか揃えてみたけれど、給与明細や生命保険の書類、医療費の領収書、不動産の書類......それに、あと何が必要なんだろうか。
今回(平成28年分)の確定申告からマイナンバーの書類も必要なのだとか...。
うーむ、困りました。

すると......

おやおや、お困りのようですね!?

おまかせください。私がサポートしましょう!

いろは税理士法人代表税理士・村田栄樹氏プロフィール
昭和47年(1972年)6月14日生まれ。栃木県佐野市出身。
経営コンサルティングもできる、企業参謀型の税理士として、お客さまのビジネスに積極的にかかわる。創業したばかりの会社に対し、丁寧にわかりやすくアドバイスすることで、会計・税務についての不安をなくし、本業に集中できる環境作りを得意とする。税理士になる前は、大手専門学校で簿記・税理士・FP講座などの講義を3,000回以上行う。
専門用語を使わずに、受講生の「なぜ?」にしっかり答える講師として、多くの受講生から支持を得る。わかりやすい講義が評判となり、受験対策講座では、他校からの転校などで、申込者数が対前年比4倍となる。
税理士として、簿記講座講師として、長年簿記・会計に触れてきた経験から、『簿記は単なる帳簿付けの技術ではなく、哲学であり、人生訓である』が持論。簿記・会計のルール(原則)を、経営・人生に応用することを提唱している。
いろは税理士法人公式HP
著書:『ダンゼン得する 知りたいことが パッとわかる 経費になる領収書 ならない領収書がよくわかる本』、『ダンゼン得する 知りたいことがパッとわかる 儲かる会社の会計と経営がよくわかる本』(ともにソーテック社)など。

村田さん

「まずは、確定申告のために事前準備をしておきましょう。領収書やレシートの整理に関して月別に封筒に入れて保管するのもひとつですが、内容がわかりにくいため、A4の白い用紙を用意して、そこに貼り付けていくのがオススメです。
貼り付ける前にレシートや領収書の裏に詳細がわかるメモを記載しておくと仕事でどのようにかかった費用なのかがはっきりとわかります。
例えば打ち合わせでカフェを使ったのであれば、誰と何名でどのような案件の打合せだったか記載しておくと良いですね」

酒井さん

「なるほど、こうすればよかったのか! 過去のぶんはスケジュールを思い出して記載するしかないですが、レシートや領収書をもらってすぐに記載した方が忘れないのでいいですね。さっそく、今日からすぐに記載するようにします」

村田さん

「つぎに領収書以外で確定申告に必要な書類も揃えておきましょう。保管が必要な書類は、給与などに対して、どれだけ源泉徴収されたかがわかる源泉徴収票、生命保険などの保険料控除証明書、国民年金の証明書、国民健康保険の領収書などがあります。配偶者やお子様などがいれば、全員ぶんの書類を保管しておいてください」

酒井さん

「こういう書類って、けっこう適当な場所に保管したりして、あとで探すのに困ったりるすこともありますよね」

村田さん

「証明書類などは無くさないようにしてくださいね。100円均一のお店でも売っているようなチャックがあるファイルを買って、領収書や必要な書類をひとまとめにしておくとなくなる可能性が少ないのでいいと思います」

酒井さん

「先生、銀行口座に関しても質問があります。不動産事業に関しては、不動産事業専用の口座を開設して、収入・支出共にその口座で管理しているのですが、個人事業とプライベートに関しては銀行口座を分けていません。やっぱり分けた方がよいのでしょうか?」

村田さん

「そうですね、会計ソフトに入力するときや口座の残高と収支の状況を照らし合わす時に、プライベートなものが頻繁に含まれているとわかりにくく作業量も増えてミスも多くなるため、分けた方がよいです。できれば、開業時に個人事業用の口座を作って管理する方がよいですが、酒井さんの場合、取引先に新しい口座を連絡したりするのは大変なので、プライベートの口座を新しく作る方がいいですね」

酒井さん

「確かに取引先全てに変更の連絡をして手続きをするよりも、プライベートの買い物を別の口座、別のクレジットカードで支払うことで分けることができますね。」

村田さん

「そういえば、請求書ってどういうふうに書かれていますか? 実は、請求書の書き方ひとつで、振込額が変わってくるんですよ! 通常、振込に際しては、源泉所得税が差し引かれていますよね。この源泉所得税の計算は、請求書に消費税を明記することで、消費税抜きの報酬を元に計算することができるんです。つまり、そのぶん、手取りが増えるということですね。取引先とのルールが決まっていないようであれば、こちらでしっかり消費税抜きに対しての源泉所得税を明記して送付するとよいと思います」

酒井さん

「そうなんですねー! 知らなかったです、これまで源泉所得税と消費税の関係も気にせずに記載して出していたり、税込み金額を記載して発行するだけで、源泉所得税は取引先に任したりしてました。源泉所得税の計算も細かいですし、なにかツールをつかったほうがいいかなぁとは思っているんですけど....

スモビバ!編集部

(スモビバ!編集部)フリーランサーやスモビバ!のライターさんでは、無料で使える請求書発行ツール「Misoca」を使っている方も多いようですよ。源泉所得税や消費税もきちんといれて作成できますし、いろいろな書式があるようです。
さらに「Misoca」は、見積書や請求書が作れて、酒井さんが今回使用する「やよいの青色申告 オンライン」と仕訳の連携ができるそうですよ。
参考記事:「やよいの青色申告 オンライン」と「Misoca」を連携してみたら、便利すぎた!

酒井さん

「そうなのですか。それはいいですね。現在取引先ごとにフォーマットが違ったりしていますが、それなら、請求書発行も今後可能な限り「Misoca」を使っていこうと思います。
「やよいの青色申告 オンライン」と連携できるなら、請求書の入力を会計ソフト側で別に入力する必要がなく効率化できますね」。

村田さん

「最近はかんたんで便利なツールが増えてきましたからね! 効率化のためにぜひ試してみてくださいね」

酒井さん

「いろいろと事前に用意するものがわかってきたので、僕でも青色確定申告ができるような気がしてきました」

村田さん

次は実際に申告ソフトに入力、帳簿の作成を行なっていきましょう」

村田先生のサポートを受けて、だんだん何を準備すれば良いのかわかってきました。次回は領収書や書類を整理し、実際に「やよいの青色申告 オンライン」を使って申告ソフトに入力していきます。どうやって入力していくのか、帳簿作成にはどのぐらいの時間がかかるのか? をご紹介する予定ですので、楽しみにお待ちください。

はじめての青色申告【第2回】〜入力&申告書作成編〜につづく

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酒井彰人
酒井彰人

エンジニアや営業、映画監督のアシスタントなどさまざまな業務を経験後、平成28年4月より個人事業を開業、フリーランスとして映像制作とライター業を中心に活躍中。シンガポールで駐在経験もあり、日本や世界のどこにいても仕事ができる環境を作るべく、実績と経験を積み重ねている毎日。

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