個人事業主は気をつけるべき! SNSのマナー

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個人事業主は気をつけるべき! SNSのマナー

PRのツールとして有効なSNS。お金をかけずして、不特定多数の人に発信できるのが、SNSの大きな魅力です。宣伝の予算がなかなかとれない個人事業主にとって、自分や自分の事業を知ってもらうために、SNSの活用は欠かせません。しかし、SNSも使い道を誤ると、PRどころか、マイナスになってしまうことがあります。どんな点に注意するべきなのでしょうか。


POINT
  • 外注する側からSNSは見られていると思うこと
  • 仕事の愚痴は書かない。特にギャラについてはNG
  • 政治や宗教の話題も避けたほうが無難

実は外注する側も不安

私は執筆業を行っていますが、編集者としても長く働いており、外注する立場でもありました。編集者のように外注する側は、ライターやイラストレーターのように外注される側と比べて「強い立場だ」と感じている人もいるかもしれません。

しかし、実際は依頼する側も、「この人と仕事がうまくいくだろうか」「お願いしたいが、仕事を受けてくれるだろうか」という不安を常に持っているもの。

もちろん、外注する先はたくさんあります。しかし、こちらの要望をうまく汲んで、納期どおりに作品を収めてくれて、最後までトラブルが何もなくスムーズに進行できる......そんな外注先は、それほど多くありません。

そのため、編集者は、依頼する前にその人のブログやSNSなどをチェックして「どんな人なのか」を調べることあります。現に、私に依頼しようと考えた編集者さんの多くは、Twitterを読んでから、ファーストコンタクトを試みています。最初の打ち合わせで、そのことを知ると、いつもこう思うのです。

「ああ、SNSに余計なことを書いてなくてよかった......」

外注する立場になって考えるみると、SNSによる発信が、時にマイナスになるということもよくわかります。といっても、気をつけるべきことは、いたって当たり前のこと。でも、SNSを見ると、結構、みんなNG行為をやっているなあ、と思うのです。

仕事の愚痴を書かない

仕事をやっていると、いろいろな嫌なこともあれば、落ち込むこともあります。ですが、仕事についての愚痴は、SNSで発信することは控えたほうがよいでしょう。

SNSで愚痴を言うライターさんをよく見かけるのですが、たとえ、仕事内容が特定されるような書き方でもなくても、仕事の愚痴をウェブで発信するような相手だと、これから仕事を依頼する側からしたら不安になってしまいます。

「〆切に間に合いそうにない」といった納期に対する言及も避けたほうがよいのは言うまでもないですが、最悪なのはギャラについての愚痴です。頼むほうからすれば、ギャラに対する不満を発信するような相手と仕事をすれば、トラブルが起きる可能性はかなり高い、と感じるからです。

また愚痴ではなくても、具体的な仕事内容について書く場合には、先方に許可を取ったうえでの発信だとわかるようにしましょう。「SNSになんでもかんでも書く人」は、それが些細なことであっても、粗忽な印象を相手に与えてしまいます。情報管理もまた、外注先に求められる能力のひとつです。

政治的な話題は避ける

連日、政治家のニュースがメディアを賑わせています。なかには、

「これはさすがに酷いだろう」

と感じるようなニュースが飛び込んでくることがあります。そうではなくても、日々のなかで、日本の政治に意見したくなるような気持ちになることもあるでしょう。

しかし、もし、そのアカウントが事業のPRも兼ねているのならば、政治的な話題は避けたほうがよいでしょう。いうまでもなく、頼む側の人にも、いろいろな政治的な考え方があり、もちろん、それが合わない相手とは仕事をしない、というところまではいかなくても、積極的に頼みたいと思わないかもしれません。

もちろん、政治的な発言が事業のPRにつながる業種であれば、むしろ積極的に行うべきですが、そういう人は少数派でしょう。特に、飲食店など不特定多数のお客さんを日々相手にする事業の場合、そのアカウントでは、政治については言及しないほうがいいのではないかと思います。宗教的な話も同様の理由で、NGです。

自分ならどんな人と仕事をしたいと思うのか

政治的な発言が好ましくないもうひとつの理由として、往々にしてネガティブな感情があふれ出ることです。

その点では、スポーツや、ほかのジャンルのことでも、批判的な内容を発信することは、控えたほうが無難です。わざわざ、事業の看板を背負って、批判的なことを発信するメリットは何ひとつないということです。

事業のPRも兼ねたアカウントで発信するのであれば「自分ならどんな人と仕事をしたいと思うのか」を考えて、発信していくとよいでしょう。

NGについてばかり書きましたが、

「こういうことを書く人ならば、仕事もスムーズにいきそうだ」

と、仕事の依頼を後押ししてくれるような、SNSの発信も少なくありません。発信の内容に思いやりがあふれていたり、ほかの人からリプに丁寧なレスをしていたりすると、「仕事がスムーズにいきそうだ」と相手は思うものです。そして、実際にそうであることが多いんですね。

SNSは、効果的に用いれば、自分の仕事のスタンスや、人柄などを知ってもらう絶好のツールでもあります。一方で、万が一、炎上ということにでもなれば、騒ぎが終わっても、ウェブ上には痕跡が残ることになります。

「このアカウントは、取引先や、これから依頼してくれるかもしれない人にも見られている」ということを絶えず意識して、一時の感情で発信しないようにしましょう。

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photo:Getty Images

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この記事の執筆者

柳原つつじ
柳原つつじ

出版社勤務を経て、フリーエディター、コラムニスト。歴史、伝記・評伝、経営、書評、ITなどを得意ジャンルとして、別名義で著作多数。ここでは、脱サラフリーランスならではの視点で、お役立ち情報をお届けしたいと思います。

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