2月でもゆるっとできる確定申告

公開日:

執筆者:柳原つつじ

2月でもゆるっとできる確定申告

確定申告にまだ手をつけていない人は「もう今から確定申告なんて間に合わない!」。そう思い込んではいませんか? まとまった時間がとれなくても、スキマ時間を利用して確定申告の作業を進めれば、まだ間に合います。今回は、その方法をステップごとに解説したいと思います。


POINT
  • 白色申告では、提出する書類は「収支内訳書」と「確定申告書B」の2つ
  • 計算するのは、売上金額と経費
  • 領収書は種類別に整理して計上していく

ステップ1 必要な書類を準備する

時間がない場合に、簡単にできるのが、白色申告です。もっとも青色申告で行いたい場合は、事前に書類を提出する必要がありますから、今、確定申告を思い立った人は選ぶことができません。今回は、簡単な白色申告について説明します(基本的な作業は青色申告とそれほど変わりませんが)。

白色申告では、「収支内訳書」と「確定申告書B」を提出します。この2つを完成させて、税務署に提出すればよいということになります。

下記からダウンロードしましょう。

【参考】
国税庁:確定申告書、青色申告決算書、収支内訳書等

ステップ2 売上金額を計算する

まずは、昨年分の売上金額を計算します。入金された口座の金額を確認しつつ、支払いのあった取引先からは支払調書が送られていることが多いので、そちらも参考にしましょう。支払調書には、「支払金額」と「源泉徴収額」がありますが、支払金額の数字を計上して、売り上げを出します。それを収支内訳書の「売上金額」に記入しましょう。

もし、あなたが行っている事業が、仕入れを行い、在庫を抱えるビジネスであったならば、「売上原価」も算出します。「今年もともとあった在庫」に「今年仕入れた在庫」を足して「今年の残った在庫」を引いたものが、売上原価になります。収支内訳書の「売上原価」に記入して、売上金額から原価を引いた額も記入しましょう。

ステップ3 領収書をかき集めて種類別に分ける

次に、1年間の間に、業務に関係する支出で、領収書をもらっているものをかき集めましょう。レシートでも構いません。

集めたら、それを種類別に分けていきます。例えば、移動で発生した、電車賃、飛行機代、タクシー代は「旅費交通費」に、電話代やインターネット代は「通信費」といった具合に、分類していきます。これらを「経費」欄に金額を記入していきます。

ステップ4 銀行口座からのクレジットの引き落としを確認する

経費は現金で払ったものばかりではないでしょう。

銀行口座を確認して、クレジットカードによる支払いを確認し、ステップ3と同じく分類したうえで、各項目別に計上していきます。

ステップ5 書式の項目に記入していく

ステップ4までで、計算自体は終わりです。あとは、項目に応じて記入していくのみ。取引先の住所など、計算せずともわかるものを入れていきます。詳細は、下記をご参照ください。

【参考記事】
収支内訳書(一般用)の書き方

「収支内訳書」ができれば、「確定申告書B」も記入できるので、この2つを税務署に提出すればOKです。

【参考記事】
確定申告に最低限必要な申告書(A・B様式)を押さえておこう!

「え、これだけ?」と思うかもしれませんが、確定申告とは、「売り上げがいくらあって、経費はどれくらいかかったのか」を算出することにほかなりません。あとは、それをどれだけ正確に、漏れなくやるのか、ということなんですね。

例えば、私の場合は、確定申告を始めてからの数年は、面倒だったので、家事按分の経費を計上していません。私は携帯電話を、プライベートだけではなく、業務のやり取りにも使っていたので、本当は家事按分を行って、業務で使っている分の経費を計上できたのですが、それをやらなかったというわけです。確定申告の作業を減らした分、損していましたが、それでも確定申告としては不備がない状態として、受理されています。

言い換えれば、確定申告は細かい作業を早めにたくさんやればやるほど、経費がもれなく計上でき、また、控除をきちんと受けられて、より節税できるという仕組みになっています。がんばればがんばるほど、報われるシステムになっているんですね(笑)。期限に遅れたならば、エライ目に遭うし......。

【参考記事】
確定申告失敗談!提出を忘れ期限を過ぎたら悲惨だった

今回は、1カ月でできることを大雑把に紹介しました。これならばできるのでは、と思ってもらえればうれしいです。もちろん白色申告でも帳簿付けが必要なので、提出書類の作成さけでなく帳簿付けと領収書などの保存もお忘れなく。白色申告は簡易な方法での帳簿付けが認められていますよ。そして、次は余裕を持ったスケジュールで、確定申告に備えましょう。

【参考記事】
はじめての白色申告:8時間で申告書を作れなかったらビンタ(本編)
個人事業主なら覚えておきたい白色申告に必要な記帳の書き方(法定帳簿)

photo:Getty Images

  • 青色申告オンライン
  • 白色申告オンライン
  • 【PR】 1分でキレイな請求書を作成 「Misoca」 -今すぐ無料でお試し-
  • マイナンバーも年末調整も弥生給与
  • 会計オンライン
  • 確定申告まとめ

閉じる

【PR】 1分でキレイな請求書を作成 「Misoca」 -今すぐ無料でお試し- 白色申告オンライン 青色申告オンライン 会計オンライン 弥生給与

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

この記事の執筆者

柳原つつじ
柳原つつじ

出版社勤務を経て、フリーエディター、コラムニスト。歴史、伝記・評伝、経営、書評、ITなどを得意ジャンルとして、別名義で著作多数。ここでは、脱サラフリーランスならではの視点で、お役立ち情報をお届けしたいと思います。

この執筆者の他の記事を見る