【地元で起業】Uターンでの独立開業をオススメしたい10の理由

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執筆者:下津曲 浩

【地元で起業】Uターンでの独立開業をオススメしたい10の理由

独立開業の準備している人にとって「どこで開業するか」という問題は一度は通るもの。「起業する予定だけど、今いる首都圏か、慣れ親しんだ地元のどちらで開業したらいいんだろう……」と悩んでいる方も少なくないと思います。

特に今はオンラインチャットやビデオ通話など、リモートでコミュニケーションが取れる手段が増え、場所を選ばずに仕事ができる環境もどんどん整ってきました。どこでも仕事ができる時代だからこそ、「じゃあ、どこを事業の拠点に選ぶのか」という新たな問題も生まれてきます。

この記事では、実際に独立開業直後に地元である九州の鹿児島県にUターンした僕が、その実体験をもとに独立開業することのメリットをお話ししたいと思います。



POINT
  • Uターン独立開業の最大のメリットは「競合がすくない」こと
  • 生活コストが下がることで「食うための仕事」を減らし、仕事の"質"を高められる
  • ただし、定期的に「高い鮮度の情報」を取り入れる機会は必要

Uターンした経緯ときっかけ

まずは、僕(筆者)の自己紹介とUターンのきっかけをお話しします。

1993年生まれの鹿児島県出身で、大学卒業後に都内のWebマーケティングを手がける会社に新卒入社しました。そこで1年数ヵ月働いた後、横浜の制作会社に勤めていた地元の高校z時代の先輩と2人で、2016年7月にWeb制作会社「株式会社Lucky Brothers & co.」を創業。最初の半年間は渋谷のコワーキングスペースで営業活動をしていましたが、翌年2月にメンバー2人の地元である鹿児島県鹿児島市にUターンしました。現在、同市でWeb制作や、鹿児島の焼酎に関するECサービスを運営しています。

Uターンした経緯ときっかけ

もともと、創業時に「いつかは地元である鹿児島にUターンしたい」という思いは持っていました。「宮崎に1,000人の雇用をつくる」をモットーにしている株式会社アラタナや、鹿児島県で巨大スーパー「A-Z」を営業している株式会社マキオなど、地方で大きな志を持ってビジネスを展開する企業をロールモデルにしていたので、「会社が安定してきて、『今なら行ける』というタイミングが来たら、地元に戻りたい」という気持ちはありました。

営業をはじめて数ヵ月が経ち、ありがたいことにクライアントも増えてきた頃から、東京に拠点を構えていることの意義がどんどん薄れてきました。というのも、僕らがメインで行っているWeb制作業はリモートワークがメインで、クライアントとの折衝もチャットや電話でほぼ完結できます。いわば、どこでもできる仕事なのです。またその他の面においても、地方へUターンし拠点を移した方がメリットは大きいと考え、思い切って会社とメンバー2人の拠点をまるごと鹿児島に移しました。

Uターンして独立開業する10の理由

結論から言うと、東京から拠点をUターンしたことが今では大正解だったと思っています。期待していたメリットはもちろん、いい意味で予想外のこともいくつかありました。以下に、U ターンして得られたメリットを挙げてみます。

  • 満員電車に乗らなくて済むので、通勤で消耗しない
  • 競争が少ないので、同業種内でのポジションが取りやすい
  • 土地が安いので、オフィスの賃貸コストが低い
  • (首都圏企業がクライアントの場合)オフィスに出向くことなくビデオ通話で打ち合わせが完結できるので、オフィス間の移動コストがかからない
  • 地方へのUターンは、一般的には生活コストが下がるパターンが多いため、「食うための仕事」を減らせる
  • テレビ、新聞、ラジオなどのローカルメディア関係者と繋がりやすく、新しい事業/サービスは取り上げてもらいやすい
  • 都心部のように行き届いてない設備/サービスが多く、「解決すべき問題の宝庫」なので事業アイデアが生まれやすい
  • Uターン移住者どうしのコミュニティに属することで、似た志向の人と仕事をしたり、情報交換ができる
  • Uターンする自治体によっては、家賃や引越し費用などのサポートを受けられる
  • 事業が立ち行かなくなるなど最悪の場合でも、Uターンなので近くに「家族(親族)」というセーフティネットがある

特に、もっとも大きく恩恵を受けた点は「競合が少ないのでポジションが取りやすく、目立ちやすい」ということ。業種問わず、東京だと「普通」とされる水準のスキルでも、地方では場合によってはトップの地位に立てることがあります。また、競合が少ないため、なにかひとつユニークな武器があればそれだけで認知してもらえる可能性が高まります。これは同業他者が少ないことによる最大のメリットです。

通勤コストやオフィスまわりのコストが低いのも、もちろんメリットとして挙げられます。通勤に関して、「満員電車に乗らなくていい」というだけで、メンタル面/体力面の両方で、少しずつ、しかし確実に仕事にポジティブな影響を与えられていると感じます。

Uターンして独立開業する10の理由

そのうえ、生活全体にかかるコストも下がるので、「食うために請けなきゃいけない仕事」の量も減らせます。その結果、時間に余裕ができ、プライベートな時間を満喫したり、仕事で新たなチャレンジに取り組むこともできます。また、時間的な余裕がひとつひとつの仕事のクリエイティビティ向上につながることも期待できます。

Uターンして独立開業するデメリットは?

逆に、Uターンして独立開業することによるデメリットも、もちろんあります。

もっとも気をつけないといけないと考えているのが、「取り入れられる情報鮮度が低くなる」という点です。ネット上でさまざまな情報を得られるといっても、業界内の最先端ニュースや、クライアントやクリエイターの最新の評判などは、意外とオフラインの場でやり取りされているというのが現実です。都市部を離れ、地方で暮らすということはそうした重要な情報交換がなされる場に居合わせるチャンスが減ることを意味します。

ただしこの点については、定期的に都心部に通い、生きた情報をリアルタイムに得ることで解決できるともいえます。僕も実際に、3ヶ月に1度〜半年に1度くらいのペースで東京に足を運び、イベントに参加したり、都内の同業種の方々と交流し、高い鮮度の情報を仕入れるようにしています。これだけでもデメリットをある程度カバーできるのではないでしょうか。

鹿児島に戻ってみて、本当に良かったのか

 

Uターンし、独立開業するうえでのメリットとデメリットをご紹介いたしました。1年以上、Uターン先である鹿児島県で営業を続けてきましたが、今のところ「戻ってきてよかった」というのが率直な感想です。もちろん、職種によってこれらのメリット/デメリットがそのまま当てはまらないケースもあるかと思いますが、これから個人事業を始めたり、会社を設立しようと考えている皆さんの参考になれば幸いです。

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photo:本人撮影

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この記事の執筆者

下津曲 浩
下津曲 浩

1993年、鹿児島県生まれ。2015年、千葉大学卒業。新卒でデジタルマーケティングを手がける株式会社インフォバーンに入社。オウンドメディアの編集を担当。2016年7月に、Web制作株式会社Lucky Brothers & co.を設立。現在は同社の取締役で、ディレクターを務める。
株式会社Lucky Brothers & co.

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