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「確定申告書・青色申告決算書・収支内訳書」は、どこにある? 関係書類の入手方法・ダウンロード方法

今度こそは、青色申告で確定申告しようと意気込んでいる人もいるかもしれませんね。確定申告書・青色申告決算書・収支内訳書など、確定申告をする際に必要な関係書類は、どこにあるのでしょう? 市役所や区役所、税務署まで取りに行けばいいのでしょうか。それとも、ネットから書類をダウンロードしたりもできるのでしょうか。どのようにして入手すればよいのかについて、解説したいと思います。

POINT
  • 確定申告書、青色申告決算書、収支内訳書は、税務署や確定申告相談会場で入手できる
  • 確定申告書、青色申告決算書、収支内訳書は、国税庁のホームページでダウンロードして入手することができる
  • 毎年入手するのが面倒という人は、申告ソフトを使うのも手

はじめてで迷うなら、税務署に確定申告関連書類を取りに行こう

確定申告に必ず必要なのが、「確定申告書」です。「確定申告書」は、2種類あります。

申告書Aは、申告する所得が給与所得や公的年金等・その他の雑所得、総合課税の配当所得、一時所得のみの人が使用できます。

申告書Bは、所得の種類にかかわらず、だれでも使用できます。個人事業主が確定申告をするときに使用するのは、申告書Bです。

また、青色申告を行う場合は、「青色申告決算書」が必要になります。一方、白色申告で必要となるのが、「収支内訳書」です。

これら3つは、いずれも、以下の方法で入手できます。

  • 直接取りに行く
  • 取り寄せる
  • ダウンロードをする

まず、「直接取りに行く」ですが、税務署や申告相談会場へ直接取りに行けば、手に入ります。どこの税務署でも入手できますが、自分が申告する所轄税務署を下記から確認することができます。

【参考】
国税庁:税務署の所在地を探す

ただし、申告相談会場などは確定申告時期だけなので要確認です。区役所や市役所にも確定申告時期には、置いてあるところもありますが、はじめてで迷うなら税務署に行くのが確実です。税務署の開庁時間には注意しましょう。

でも、なかなか直接取りに行く時間がないという人もいるでしょう。その場合は、「税務署から取り寄せる」こともできます。所轄税務署に、確定申告書など必要書類の送付を依頼すれば、郵送してもらえます。

必要書類がわからない場合は、電話がおすすめです。
電話で「青色申告で確定申告をするのに必要な書類を送って欲しい」などを説明し、必要部数と送付先を伝えましょう。指定先に書類を郵送してもらうことができます。

必要書類がわかっている場合で、郵送で依頼する時も必要書類と部数、送付先、切手を貼って送付先を記載した返信要封筒もお忘れなく。

【参考】
国税庁:Q14 確定申告書を入手したいのですが、自宅などへ送付してもらえますか。

3つの書式がダウンロードできるサイト

直接取りに行く、取り寄せ以外に国税庁のホームページ内にある「確定申告特集」からダウンロード入手することができます。どう記載していいかわからない人のために、手引きもダウンロードできます。

【参考】
国税庁:確定申告特集

このページでは、上記の3つのほかに、「消費税等の確定申告書」「贈与税の申告書」などもダウンロードできるほか、「住宅をローンで購入した」「ふるさと納税をした」という人のためにも、確定申告書に添付する書類などをダウンロードすることができます。

また、青色申告のために必要な提出書類は、「確定申告書」と「青色申告決算書」の他に、控除する内容に応じて、生命保険料の控除関係書類、地震保険料の控除関係書類、医療費の明細書や社会保険料などの控除関係書類、寄付金の控除関係書類、住宅借入金の控除関係書類などを準備する必要があります。


▲確定申告書B 第一表

▲青色申告決算書の1枚目

▲収支内訳書

税の質問にも答えてくれる国税庁のホームページ

国税庁のホームページでは、確定申告に必要な各書類が手に入るほか、さまざまな税の新しい情報を入手することが可能です。

また、法令解釈の通達を確認するのにも、国税庁のホームページを活用することができます。

【参考】
国税庁:新着情報一覧
国税庁:法令解釈通達

なかでも、嬉しいのは、「タックスアンサー」という「よくある税の質問」が集められているページがあることです。ちょっとした疑問はここで解決することができますし、ほかの質問と回答をみることで、税への理解も深まります。

例えば、「確定申告」について調べる場合は、「所得税」の項目を調べてみる。調べたいキーワードがある場合は、「タックスアンサー キーワード検索」を使うなどで調べられます。

なによりも、国税庁の回答を知ることができるので、間違いがない正確な知識を得ることができます。

【参考】
国税庁:タックスアンサー(よくある税の質問)

国税庁のホームページを使い倒すだけで、かなり税の知識はアップデートすることができるでしょう。

毎年入手するのが面倒という人は……

以上、関係書類はすべて国税庁のホームページで入手できますし、ほかのコンテンツも役に立ちますよ、ということなのですが、わざわざ毎年入手するのが手間なのも、事実。

そこで、ご紹介したいのが、確定申告資料がかんたんに作れるクラウド申告ソフト「やよいの青色申告 オンライン」、「やよいの白色申告 オンライン」です。「やよいの青色申告 オンライン」「やよいの白色申告 オンライン」では、わざわざ書式を毎年用意したり取りに行かなくても、その年の書式に対応した確定申告関係書類を無料で作成することができます(「やよいの青色申告 オンライン」は初年度のみ無料)。

毎年行う確定申告だからこそ、うまく効率化していきたいですよね。

【関連記事】
知っておきたい基礎知識「確定申告」
はじめての青色申告【第1回】〜事前準備編〜

※記事内の各書式は令和2年(2020年)月現在、各税務署で使用されているものです。変更されることもあります。

photo:Getty Images

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