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開業・起業したいけど、アイデアもお金もない......それでもビジネスを始めるには?

最終更新日: 公開日:2018/08/29

執筆者:カトウ・マユ

開業・起業したいけど、アイデアもお金もない……それでもビジネスを始めるには?

「いつかは開業・起業したい」と考えたことはありませんか? しかし、いざ一歩を踏み出そうとすると、アイデアもお金もないから……と足踏みしてしまいがち。大学生だから早すぎる? 主婦だから、子育て中だから、女性だから無理? 50歳から独立なんて、遅すぎる? そんなハンデと思われるところにもビジネスのアイデアが見つかるかもしれません。

今回は、開業・起業したい人が、実際に起業するまでの実務と精神的な壁を乗り越える方法、アイデアの見つけ方やどんな職種にしたらいいのかなどをご紹介します。



POINT
  • 起業したいけどアイデアがない......それ、本当ですか?
  • お金・資金が少なくても開業する方法はある
  • 主婦、学生、50代......それでも起業できる?

起業したいけど、アイデアがない? それ本当ですか?

「起業したいけど無理」となってしまう理由のひとつに「アイデアがない」ということが挙げられます。しかし、起業は必ずしも「誰もがやったことがない画期的なアイデア」が必要なわけではありません。また、自分が最初に考えたビジネスと思っていたアイデアも、すでにそのアイデアを実現している人がいたり、実現不可能であることがすでに証明されている場合も多いのです。

初めて起業する人にとって、いきなり独創的なアイデアを見つけるのは難しいものです。最初は、他人のアイデアを参考にして、自分なりに商品やサービスが「誰のために」「どんな便益をもたらしたいか」といった理念や使命を作っていくのが、起業への第一歩になります。

商品やサービスの理念や使命、顧客への約束を簡潔に明文化したものを「ブランドステートメント」と言います。これは企業理念によく使われるものですが、起業のアイデアをまとめるうえでも非常に役に立ちます。

ブランドステートメントの例

商品・サービスAは、顧客に○○を約束し、←ブランドエッセンス
○○のような雰囲気を持ちます。←ブランドパーソナリティ
商品・サービスAは○○な人たちに←顧客像
○○を通じて←事業や商品・サービスの特徴
○○な便益や○○な気分をもたらします。←機能的価値と心理的価値

しかし、アイデアだけでは起業することはできません。ブランドステートメントの作成と同時に、マネタイズするために事業化の手順を書き示すために新規事業計画書も作成します。

新しい事業を立ち上げて展開していくためには、事業化するまでの計画や目標達成のための手順を、社員や取引金融機関・株主などの利害関係者に対して一定の書式で目に見える形にしておく必要がありのます。そのために新規事業計画書が有効なのです。
新規事業計画書についてや、実際にどのような内容のものを書くのかについては、こちらの「知っておきたい基礎知識>事業計画」も参考にしてみてください。

また、事業計画書はネット上にさまざまなフォーマットが用意されていますが、基本的な考え方は、中小機構のサイト「J−Net21」に公開されている起業マニュアルが参考になります。

【参考】
中小機構:|J-Net21[中小企業ビジネス支援サイト]5.事業計画書をつくる|起業マニュアル|起業・創業に役立つ情報

収益を生みそうなアイデアを持っていても、いまいち起業に踏み切れない人は起業すること自体が目的になってしまいがちです。実現したい社会や解決したい課題が明確にあってこその起業です。

もし、起業したいけど......と足踏みしてしまう場合は、起業したい理由を、起業以外の方法で解決できないか再検討してみましょう。

  • 今の仕事が合わない、向いていない:異動や転職で解決する? 
  • 好きなことを仕事にしたい:趣味やボランティアで好きなことを続けられる?

「起業しない」という選択が、やりたいことを実現する近道になることもあります。

お金・資金が少なくても開業・起業できる?

起業にはさまざまな資金が必要です。法人にする場合は、登記費用など設立費用もあります。

起業に必要な資金を3種類に分けて算出しましょう。

  • 設備資金......事務所や店舗を借りる保証金、机、電話などの購入費
  • 運転資金......商品の仕入れ費、実働するための交通費、営業開始後の販売費や一般管理費
  • 生活資金......当面の自分の生活費

自己資金だけでは足りない場合は、外部からの資金調達も検討しましょう。起業に適した補助金や助成金だけでなく、クラウドファンディングを使う方法もあります。

【参考記事】
起業の補助金と助成金のまとめ

資金調達をせずに少ない自己資金で開業する、スモールスタートも検討してみましょう。

たとえば店舗を必要としないネットショップは初期費用を抑えられます。また自分のホームページやブログに企業広告を掲載することで、アクセスや商品購入につながれば、広告掲載料を得られるアフィリエイトもスモールスタートで開業できます。どちらもパソコンのスキルや、ネット上でアクセスしてもらうためのスキルが必要となりますが、高収入を得る人もいることで話題になるジャンルです。

また、自分の特技を誰かの代わりに行ってあげる「代行ビジネス」も、初期費用を抑えて始められるビジネスのひとつです。

家事代行、運転代行、買い物代行など、「誰かが代わりにやってほしい」と思う人のニーズを満たすことが起業につながるかもしれません。

主婦、学生、50代......それでも起業できる? どんな職種がいい?

主婦なので就業から長く離れている、学生なのでビジネス経験がない、50代なので起業するには遅い......そんな心配がある場合は、自分の生活で不便に思っていることや周囲の人に喜ばれている特技がビジネスにつながるかどうか検討してみましょう。

女性や主婦の場合、たとえば家事や子育ての不便さを解消するサービスで起業して、成功した例は数多くあります。まずは、副業からなど、小さい売り上げから始めてみることで大きなビジネスにつながることも期待できます。

【女性起業で創業補助金を取得した体験記事】
【体験談】私、実際に起業して創業補助金を受け取りました 〜探し方編〜

学生にとっては学部や専攻の強み、語学に長けているなどの強みがビジネスにつながることもあります。専攻を活かしたアプリ開発や学生向けの就職サービスなどで、事業を軌道に乗せた学生起業家も見られます。

50代以降の起業では、いままでに経験してきた職種を活かしたり、若年層が経験していないスキルや価値観を前面に出したビジネスプランも考えられます。たとえば高齢者向けのサービスは、50代の起業家だからこそ自分ごととして利用者の気持ちに沿ったビジネスを開発できると考えられます。

【シニア起業 関連記事】
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どうしても「起業したい!」と思っているなら、自分の日常生活を振り返ると、思わぬビジネスにつながるアイデアのもとがあふれているのかもしれません。

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photo:Getty Images

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この記事の執筆者

カトウ・マユ
カトウ・マユ

1974年生まれ。大学卒業後、出版社等に勤務。出産後は個人事業主として、主にwebメディアの編集業務を行う。会社員時代に子会社の経理・決算業務に携わる機会があり、簿記3級を取得。

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