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【確定申告タイムトライアル】青色申告を何時間でできるのか、やってみた!めざせ65万円の特別控除!

公開日:

執筆者:金野和磨

【確定申告タイムトライアル】青色申告を何時間でできるのか、やってみた!めざせ65万円の特別控除!

確定申告ソフトを使用する場合、青色申告ってだいたい何時間くらいあればできるものなのでしょうか?

僕の確定申告経験は今回で4回目、これまでいくつかの確定申告ソフトを使用したことがあります。
今回は「やよいの青色申告 オンライン」を使用して、何時間くらいで所得税の確定申告書と青色申告決算書の作成まで行えるのかチャレンジしてみます。
もちろん狙いは、最大65万円の青色申告特別控除です!



POINT
  • やよいの青色申告オンラインのいいところは、帳簿のデータ入力のしやすさ
  • 領収書の整理をしておくと作業時間を大幅に短縮できる
  • 銀行口座とクレジットカードの明細を口座連携設定で取り込むと作業がとても楽

浮気したこともあるけれど、やよいの青色申告 オンラインが一番でした

<浮気したこともあるけれど、やよいの青色申告 オンラインが一番でした

真顔の自撮りで失礼します。

Gerbera Music Agency合同会社の金野と申します。

法人の申告も行っているのですが、僕は個人事業主としても活動していて収入を得ているため、所得税の確定申告を2015年(平成27年)分から行っており、今回が4回目の確定申告です。今回、弥生のクラウド青色申告ソフト「やよいの青色申告 オンライン」を使って青色申告にチャレンジしてみます。もちろん狙うは、青色申告の特別控除65万円です!

ただ単に青色申告の一連の流れをレポートしても面白くないので、今回はタイムトライアルにしてみようと勝手に決めました。

売上や支出の入力作業から、確定申告書Bを作成するまでを、たった半日、12時間以内に行いたいと思います(宣言)!

実際にトライアルに入る前に、先に僕の青色申告ソフトの利用遍歴について書いておこうと思います。正直に書くと、実は僕は一度、他のクラウド確定申告ソフトに浮気したことがあります。

はじめて確定申告を行ったときは、青色申告の承認申請書の提出を忘れて、白色申告でした。
そのときは、「やよいの白色申告 オンライン」を使ったのですが、その翌年の2016年(平成28年)分は、『スモビバ!』を運営する弥生株式会社さんにとっては競合にあたる会社の某クラウド確定申告ソフトを使用して確定申告を行いました。

乗り換えた理由は、そのソフトには撮影したレシートの画像データを画像認識して入力までやってくれる機能があり、そこに魅力を感じたからです。(やよいの青色申告 オンラインでもできると後に聞きました。記事を書く前に教えてよ! 弥生さん!)

弥生さんすいません、『スモビバ!』で記事を書かせてもらっているくせに、僕はとんだゲス野郎です。

しかし、結果としてその某クラウド確定申告ソフトが、僕には使いにくかったので、翌年の2017年(平成29年)分は「やよいの青色申告 オンライン」を使用して確定申告を行いました。

2017年は毎月の月末に当月中のレシートの入力を行っていたので、確定申告書Bの作成に要した時間は4時間もかからなかったと記憶しています。
もちろん特別控除65万円も受けられ、余裕で確定申告できました。

本記事では、青色申告のタイムトライアルに挑戦しつつ、なぜ「やよい青色申告 オンライン」に帰ってきたのかについても触れようと思います。

【関連記事】
「はじめての白色申告:オンラインで確定申告書を作成してみた(事前準備編)

青色申告ソフト選びのキモは「データ入力のしやすさ」です

青色申告での作業をはじめたのは13:00。

これから12時間以内、つまり夜中の1:00までに確定申告書Bを作成しなければいけません。まずはもっとも手間のかかる、領収書のデータの入力から。
2018年(平成30年)の事業に関わるすべての領収書12ヵ月分を入力していきます。

常日頃からつけておけば、ラクなのがわかっているし、前回も青色申告をするために実際につけていたのに、ついつい月々の入力を怠って年が明け、まとめてやる羽目になってしまいました。

最初の確定申告があっという間に終わってしまったし、前回も青色申告がかんたんにできたことに味をしめて、気を抜いたせいかもしれない。

【13:00】作業スタート

【13:00】作業スタート

ちなみに、僕の1ヵ月の領収書のボリュームはだいたいこのくらいです。

領主書はおおよそ月に80枚くらい。
僕がやっている音楽専門のPRエージェンシーという仕事柄、CDやコンサートチケットの購入費(研修費)、参考書籍の購入費(新聞図書費)、あとはカフェでの作業費(雑費)。
領収書はこれらがほとんどを占めています。

特に現在はオフィスを借りていない関係で、カフェやファミレスでの作業費関連の領収書が多くを占めます。
他には交通費や交際費など。

後述しますが、「やよいの青色申告 オンライン」は入力画面が使いやすくサクサク入力が進むので、1ヵ月分の領収書入力は約20分で片付きました。

ひと月分の入力が20分だとすると12ヵ月分の入力は240分(4時間)あれば済む計算になります。

確定申告の作業の大部分を占める入力作業がたった4時間で終われば、12時間以内での確定申告なんて余裕です。

そう言えば昼飯も食べてなかったし、入力の続きは食べ終わったらやるか...。

【13:30】お弁当タイム

【13:30】お弁当タイム

買っておいた弁当を取り出し、「食べている間だけ......」とかなんとか言いながらYouTubeで観ようと思っていたゲーム実況動画を見始めます。

...

......

.........

【13:30】お弁当タイム

ハッ!

いつの間にか関連動画の沼にハマッてしまい、1時間が経過していました。ゲーム実況動画を見ていたはずなのに、気づけばサンドウィッチマンの傑作漫才集やスティーブン・ジェラードの弾丸ミドルシュートゴール集を観ていました。

......まだあわてるような時間じゃない。今からちゃんとやれば間に合う。

【14:30】入力作業を再開

【14:30】入力作業を再開

現在14:30。気を取り直して領収書の入力を再開します。上の画像は「やよいの青色申告 オンライン」の入力画面。この入力画面、めちゃくちゃ使いやすいんですよ。具体的に特筆すべき点は以下の3つです。

  • 「よく使う取引」ボタン......これをクリックすると、自分が普段よく利用するカフェの支出データなどが簡単に呼び出せる
  • サジェスト機能......入力したい文字の候補が、文字を入力している途中で表示されるので、文字の入力の手間が省ける
  • 「同じ取引を続けて登録」のチェックボックス......例えば1ヵ月に同じカフェを10回利用した場合、チェックボックスをつけたまま入力をすれば項目の入力を大幅にカットできる

僕が他社のクラウド確定申告ソフトを解約して「やよいの青色申告 オンライン」に戻ってきたのも、この入力画面の優秀さにあります。

以前はスマホで撮影した領収書の撮影データを画像認識して反映してくれる機能が全クラウド確定申告ソフトのなかでも、もっとも優秀であるという評判に期待して、他社のクラウド確定申告ソフトに乗り換えたのですが、結局、画像認識って完璧に文字データを取り込んでくれないと手入力による修正が必要なんですよね。

膨大な数の領収書の修正作業を人力で行う工数を踏まえると、結局はじめから手入力してしまったほうが早い、というのが確定申告を行って数年経ってみての僕個人の感想です。

そして、その手入力を高速で行えるところが「やよいの青色申告 オンライン」最大のメリットだと思います。

確定申告の作業って、ほとんどが入力作業ですからね。

※現在の「やよいの青色申告 オンライン」では、スキャナでまとめてレシートのデータを読み取ることができ、かつスキャナでは読み取れなかった箇所を一括修正する機能が実装されているようです(この記事を編集部の方々に提出したあとに知りました......)。

一括でまとめてレシートをスキャンできて、かつ修正も一括でできるなら、手入力よりも効率的かもしれないです。

同じ種類のレシートをまとめておくと、入力の手間が大幅に省ける

入力を続け、現在16:20。全領収書の半分以上の入力が完了しました。

僕は毎月末日になるとその月の領収書を整理する習慣をつけています。
同じ店舗の領収書など、種類が同じものをひとまとめにしておくと、「同じ取引を続けて登録」のチェックボックスが強烈に効いてくるからです。このあたりもはじめて確定申告をしたときに学んだことです。

日付や金額だけ変えてエンターボタンを押せば領収書1枚の入力が完了するので、かなりサクサク入力することができます。

残りの領収書(約6ヵ月分)の入力に要する時間は、2時間を見積もっておけば十分です。

少し眠くなってきた、と思ったらスマホに着信が......。

「近所で BBQしてるから、おいでよ」

...

......

.........

同じ種類のレシートをまとめておくと、入力の手間が大幅に省ける

少しだけ休むつもりが、ついつい会社のメンバーに誘われた飲み会に顔を出しに行くという暴挙に出てしまいました。

音楽談義(ナンバーガール再結成の話など)に花が開き、アルコールも進んでいるとついつい時間の流れを忘れるという......。

【18:20】帰宅

【18:20】帰宅

18:20に帰宅。ウコンエキスドリンクを飲み、作業用BGMをかけて集中し、遅れを取り戻すべく粛々と領収書のデータ入力を再開。

20:40には12ヵ月分すべての領収書のデータの入力を完了させました。

ここまではひたすら領収書の入力を行ってきましたが、入力が必要なのはそれだけではありません。

外注業者の方に銀行振込したデータなども経費の計上対象ですし、事業の運営に必要な参考書籍をクレジットカードで購入した場合なども同様です。
これらも12ヵ月分を一気に入力していきます。

【18:20】帰宅

ここで役立つのが「スマート取引取込」という便利機能。

事業で使用している銀行口座とクレジットカードを「やよいの青色申告 オンライン」に登録し、それぞれの明細データ一気に取り込んでいきます。

【18:20】帰宅

こちらが取り込まれたデータです。

僕の事業の場合、売上は全て銀行振込で支払われているため、12ヵ月分の売上の入力もこのタイミングで行います。

まずは経費・売上のそれぞれの勘定科目が正しく入力されているかどうかを確認し、必要に応じて修正していきます。

この「スマート取引取込」のいいところは、取り込んだ各データに自動で勘定科目をつけてくれるところ。

たまに選択されている勘定科目が、最初は自分がいつも使用している勘定科目と異なっていることもありますが、僕の肌感でいうとだいたい合っています。
また違っていた勘定科目を修正すると、次回以降その修正を反映してくれるので便利です。

勘定科目のチェックが終わった後は、画面左上にある「全選択」にチェックを入れて取引を確定させます。

銀行口座とクレジットカードの登録にかかった時間は約1時間でした。

昔は「スマート取引取込」機能のことを知らなかったので、銀行口座とクレジットカードの明細を印刷し、それを見ながら全項目を手で入力していて非常に面倒でした。

今はこの機能のおかげで作業が本当に楽ですね。

現在22:00。入力すべきデータは銀座口座・クレジットカード含めすべて入力完了しました。あとは確定申告書の作成を行うだけです。

【22:00】確定申告書の作成

【22:00】確定申告書の作成

こちらが確定申告書作成の手順を示している画面です。

3ステップあります。
まずは減価償却費の計算から。事業で使用する車や機材などの資産のなかで10万円以上のものを登録し、減価償却費を計算します......と言っても、僕の事業(音楽PRや広告代理事業)の場合、10万円を超える資産がほとんどないため、ここはほぼスキップとなります。

その後、自分の氏名や住所、水道光熱費や通信費などの費用のうち、事業に関係する部分を計上するのに家事按分などの登録を入力していきます。

ちょっと面倒そうに聞こえるかもしれませんが、実際は選択式のチェックボックスにチェックしていくだけでよい項目も多いため、さほど時間はかかりません。

僕の場合、1時間弱で完了し、現在23:00。散々寄り道しながら確定申告を進めてきましたが、なんとか12時間以内に完了できそうです。

【22:00】確定申告書の作成

......と、そんなタイミングで、読むのを楽しみにしていたマンガ、『キングダム』の最新刊53巻をまだ読んでいなかったことに気づきます。

ネタバレは避けますが、この53巻のおもしろさは尋常ではないレベルのはず。

あと30分もあればすべての作業が完了するので、まぁ、ちょっとだけならいいかな......。

...

......

.........

【22:00】確定申告書の作成

気づけば同じ巻を2周してしまい、24:15になってしまっていました......。くそ......なぜオレはあんなムダな時間を......。

しかし、『キングダム』は本当に面白すぎます。何度読んでもまた読みたくなる、恐ろしい沼です。

コミックをお持ちの方は、確定申告時期だけは押し入れの奥にしまっておくことをおすすめします。

【0:15】ラストスパート

【0:15】ラストスパート

タイムトライアルも残り45分を切ってしまいましたが、残りの入力作業をササッと終わらせて、見事0:30に確定申告書の作成が完了しました。

あとはクライアントから届く支払調書と金額の相違がないかを確認し、確定申告書を印刷して、添付書類(生命保険の控除証明書など)と一緒に税務署に提出しに行けばOKです。

青色申告の65万円控除も当然、受けられちゃうのです。

今回、僕が極度の怠け体質だったため、結局11時間半もかかってしまいましたが、真面目にやれば6〜8時間ほどで確定申告書の作成までできたと思います。

繰り返しになりますが確定申告の大半は取引の入力作業のため、レシートをしっかり整理して入力することがスピーディに作業を終わらせるカギだと思います。

そして、今回、教えてもらった連携などを設定しておけば、次回の確定申告は、1月1日には、終わってしまうかも知れない!

【0:15】ラストスパート

ちなみに、僕は初年度無料で1年間使った後、2年目からは年間8,000円(税抜き)のセルフプランを使っているのですが、年間12,000円のベーシックプランに申し込むと手厚いサポートが受けられます。

困った時に電話・メール・チャットでカスタマーセンターに問い合わせすることができるので、確定申告初心者の方や、慣れないソフトの使用が不安な方は検討してみてください。

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この記事の執筆者

金野和磨
金野和磨

人材派遣会社、音楽サービス会社の営業職を経験した後に編集者・ライターとして活動を開始。2015年にはミュージシャンのプロモーションをサポートする会社、Gerbera Music Agency合同会社を設立。分かりやすい記事を書くことを心がけています。

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