Excel帳簿から卒業!会計ソフトで確定申告したら不安とストレスがなくなった

2021/02/26更新

この記事の執筆者斎藤充博

こんにちは。フリーランス12年目のフリーライター斎藤充博です。気づけばそろそろ3月。フリーランス的には「確定申告」が気になってくる時期なのではないでしょうか。いまでこそ僕は確定申告を普通にやれるようになりましたが、フリーランスを始めたばかりの頃は、確定申告が本当に不安で仕方がなかったです。

みなさん、所得税の確定申告はどんなツールで行っていますか? フリーランス2年目のカメラマン宇佐美さんは、前回の確定申告(白色申告)をExcelで行っていたそうです。そんな宇佐美さんですが、今回は初めての「会計ソフトを使っての白色申告にチャレンジ」してみることになりました。

  • まだ駆け出しで仕事がそんなにないけど会計ソフトを使うべき?
  • Excel管理じゃダメ? 会計ソフトを使うメリットは?
  • 会計ソフトで白色申告できるようになったら、次のステップは?

本記事ではこのあたりのことがわかってくると思います。……そして個人的には、確定申告が不安で仕方のなかった、フリーランス駆け出しの頃の気持ちを思い出しました。

「自分の好きなことをやりたい」と思って脱サラしてフリーカメラマンに。現在2年目。アイドルやアーティストなどが得意分野。お仕事募集中。

フリーカメラマン
宇佐美 亮さん

Excelで確定申告をしていたけど、なんか気持ち悪くて……

斎藤:今回、宇佐美さんが『初めて会計ソフトを使って白色申告をする』様子をレポートすることになりました。よろしくお願いします。

宇佐美:よろしくお願いします。

斎藤:宇佐美さん……。

宇佐美:なんでしょう。

斎藤:あなた、「これから確定申告するのイヤだな」って顔をしていますね。私にはわかります。

宇佐美:フリーランスって誰でも「確定申告するのはイヤ」なんじゃないでしょうか。この人、いい加減なこと言っているな。

斎藤:宇佐美さんは確定申告をするのは今回で2回目ですよね。1回目はどんなふうに確定申告をしていたんでしょうか。

宇佐美:1回目はExcelを使って白色申告をしていました。

斎藤:無料で使える会計ソフトもありますよね。どうしてExcelを使っていたのですか?

宇佐美:初めての確定申告で、どうしたらいいかわからなくて。「どうしよう~」って悩んでいたんですよ。そのときに、同じようにフリーランスをしている彼女に相談してみたら、「確定申告なんてExcelでできるよ」って言われまして。

斎藤:確かにExcelでもできますね。時間はどれくらいかかりましたか?

宇佐美:全部で3日くらいですね。レシートや通帳などの書類整理で1日半、Excelへの入力で丸1日、税務署に提出に行くのに半日……といったところです。

斎藤:3日で済んだんですね。初めての確定申告にしては、早い方かも。僕も初めての確定申告はExcelでやったんですよ。確か1週間くらいかかった記憶があります。

宇佐美:そのときは、フリーカメラマン1年目で、正直なところ、そんなに仕事がなかったんです。整理する書類も、入力する項目もそこまでたくさんはなかったというのがあります。

斎藤:初めての確定申告って、体調悪くなりませんか?

宇佐美:体調?

斎藤:僕は書類整理の肩こりと、精神的な不安で、ものすごい頭痛になったのをよく覚えています……。

宇佐美:それは斎藤さん個人の話ですよね。僕はなんというか、不安でしたね。なんとなく数字を出して提出したのですが、「これでいいのか?」って。正直なところよくわからないまま終わりました。一応自分なりに誠実に行ったのですが、なんとなく気持ち悪いですね。

斎藤:なるほど……。では今回は無料で使えるクラウド会計ソフト「やよいの白色申告 オンライン」を試してみましょうか。なぜって、弥生株式会社さんのメディアだからです。そういう企画なのです。

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「やよいの白色申告 オンライン」なら帳簿がラクラクに作れる

斎藤:まずはこれまでのレシートや銀行通帳などを元に、帳簿の作成をする必要がありますよね。宇佐美さんは領収書などの書類は保管してありますか?

宇佐美:あります!月別、勘定科目別に分けて整理していますね。

斎藤:おお……。でも、「やよいの白色申告 オンライン」で、単に白色申告をするだけなら、月別の整理は必要ないかもしれないですよ。

宇佐美:えっ! マジですか。

編集担当:「やよいの白色申告 オンライン」に取引を入力すると日付順には取引を記録すれば勝手に並び替えてくれます。確かに、レシートを月別に整理しておく必要はないかもしれませんね。まぁわかりやすく管理しておけばいいんじゃないでしょうか?

斎藤:では、実際に「かんたん取引入力」から入力してみてください。

宇佐美:えっ!帳簿に入力じゃなくてつけるんじゃなくて?

かんたん取引入力

クリックすると大きく表示されます。

斎藤:じゃないんですよ。しかも、接待交際費とは……「取引先に対する接待や贈答などにかかった費用のこと」みたいに。表示されますね。

かんたん取引入力

クリックすると大きく表示されます。

宇佐美:これめっちゃ良いじゃないですか!前回Excelで確定申告していたときは、当てはまりそうな勘定科目の解説を、いちいちググって調べていました。

斎藤:それってけっこうな手間ですよね。

宇佐美:そうです。しかも、ネットの情報って、アテにしていいのか、わからないじゃないですか。そこから考え出すと、もうなにもわからない。最終的には「エイヤッ!」って感じで決めていました。

斎藤:その「エイヤッ!」って感じ、すごくわかります……。実は、その勘定科目ですが、レシートをスキャンしたり、スマホのアプリで撮影したりすると、「やよいの白色申告 オンライン」が自動的で取引を仕訳にする勘定科目を提案します。

宇佐美:「やよいの白色申告 オンライン」にレシートを読み込ませれば、全部自動で帳簿に付けてくれるんですか?

斎藤:これが噂に聞くAIってやつです(たぶん)。

提案画面のキャプチャ

クリックすると大きく表示されます。

宇佐美:ほんとだ。勘定科目を変えたい場合は、変更できるのか。

編集担当:一度覚えさせておくと次からはその科目使ってくれるからどんどん賢くなるのです。

斎藤:毎回変更するの面倒ですし忘れちゃいますしね。金額も入力いらないですね。

宇佐美:レシートに書かれている金額は読み取ってくれている!なるほど……。これはいいですね。領収書を見てExcelに手入力していると、一ケタ数字を間違うなんてザラです。

斎藤:ああ……。わかります。意外と、そういう「ケタ」の間違いって、目視で確認していると間違いに気づきにくいんですよね。自分で入力しているとなおさらだと思います。合算した数字を見て「なんかヘンだな?」って思って、原因になっている項目を突き止めるのに1時間かかったりする……。

宇佐美:それ、完全にわかります。Excelで帳簿を作っていたときに比べて圧倒的に、考えたり、気を遣わなくちゃいけない点が少ないですね。

斎藤:まあ、普通に便利ですよね。ただ、「やよいの白色申告 オンライン」はここからですよ。「スマート取引取込機能」がマジでイケてるんです。銀行口座の明細やクレジットカードの取引データを連携させると自動的に帳簿になるらしいです。

スマート取引取込機能

クリックすると大きく表示されます。

斎藤:Excelに入力するとときって、こうだと思うんです。口座などのデータが、通帳や明細などの形で紙に出力されている。その紙を見て、人間がまた帳簿のデータとして入力する。「スマート取引取込機能」なら、口座などから帳簿にダイレクトでデータでつながる。……なんというか、「IT時代の到来」を感じさせる機能だと思いませんか。

宇佐美:「IT時代の到来」って、言い方めちゃめちゃ古くないですか。でも言いたいことわかります。これはすごく便利ですね。

斎藤:応援しています! 分からないことがあったらFAQみてください!

FAQ画面

クリックすると大きく表示されます。

宇佐美:ありがとうございます! 斎藤さんじゃなくて、FAQ見ます!

「やよいの白色申告オンライン」なら理解しながら確定申告が終了する

~後日~

宇佐美:あの~。斎藤さん……

斎藤:どうしました?

宇佐美:「やよいの白色申告 オンライン」を進めていったら、確定申告ほぼ終わっちゃいました。あとは印刷して税務署に持っていくだけです。

斎藤:マジですか? 宇佐美さんの確定申告をレポートする立場の僕としては、なにかしらうまくいかないことがあった方が、書きやすいのですが……。

宇佐美:しいて言えば、操作を覚えたり、初期設定をしたりする部分で、ちょっと時間がかかったくらいですね。

斎藤:前回、Excelでは確定申告をするのに3日かかったんですよね。「やよいの白色申告 オンライン」ではどのくらいかかりましたか?

宇佐美:3日ですね。

斎藤:あら。同じじゃないですか!

宇佐美:いや、もうやり方は完全にわかったし、初期設定も済んでいるし、次の申告は1日半もあれば全部終わりますよ。

斎藤:やっぱりExcelより「やよいの白色申告 オンライン」の方が速いか……。

宇佐美:僕の場合はレシートが1,000枚くらいあったので、レシートを読み取って、勘定科目を提案してくれるのがものすごくラクでした。読み込ませていくと、どんどん自分に合った勘定科目を提案してくれるようになるんです。

斎藤:なんか弱点はないのか、弱点は。

宇佐美:手書きの領収書を読み込んでも、内容を認識できないことですかね。僕は手書きの領収書をもらうことが多いので。

斎藤:なるほど……。でも、それはExcelでもできないことですもんね。

宇佐美:そうなんですよ。

斎藤:ふむ。いままでの話は確定申告の準備の「帳簿」を作成するところですよね。「確定申告がほぼ終わっちゃった」ということは、「収支内訳書」や「確定申告書」もできているんですか?

宇佐美:できています。帳簿の作成が終わると「やよいの白色申告 オンライン」が、どんどん質問をしてくるんですよ。
「あなたが世帯主ですか?」
「配偶者はいますか?」
……みたいに。それに答えていけば、自動で書類はできちゃいましたね。

斎藤:「あなたが世帯主ですか?」「配偶者はいますか?」というのは、「配偶者控除」を受けられるかどうかを確認してくれている質問ですね。

宇佐美:僕に配偶者はいないので、配偶者控除は受けられないのですが……。それでもこういう質問を見ていくだけでも、勉強になりますね。前回の確定申告では、この部分は税務署に行って、ひとつひとつ教えてもらいながら書きました。でも、窓口で聞いていても、正直右から左に抜けていくだけで。これならきっちりと理解できます。

斎藤:なるほど……。

宇佐美:それにしても、こんなに手軽にできるとは。あとは申告を行うだけですね。e-Taxにするか、それとも印刷して持っていくか、考えているところです。

斎藤:白色申告の場合は、e-Taxで税制上優遇されることないので、印刷して税務署に郵送するか、税務署のポストに入れておくのがラクでしょうね。

「やよいの白色申告 オンライン」なら確定申告のストレスがなくなる

斎藤:受付開始早々に確定申告が済みそうな宇佐美さんですが、「やよいの白色申告オンライン」はどうでしたか?

宇佐美:まずものすごくラクなのがいいですよね。帳簿を作ってくれて、「収支内訳書」と「確定申告書」まで自動で作ってくれる。

斎藤:自分で操作する部分はあるし、「自動」って言い方はちょっと違うんじゃないですか?

宇佐美:そうですね。ただ、多少手を動かす部分はあるにしても、Excelで確定申告をしていたときに感じていた「ストレス」がほとんどなくなりました。

斎藤:ストレスとは……?

宇佐美:Excelを使って自分で調べながら確定申告をして、最終的な数字を出しました。でも、正直それであっているのか、自信が持てないんですよ。それがものすごくストレスだったんです。

斎藤:なるほどね。

宇佐美:でも「やよいの白色申告 オンライン」なら欲しい情報が、欲しいタイミングで提示される。しかも会計ソフトの老舗の会社が発信している、ちゃんとした情報です。それを読めば、自分の確定申告に対する理解が深まる。自信を持って申告できます。

斎藤:手間になる部分は、ソフトがやってくれて、解説によって自分の理解も深まる。めちゃめちゃいいですね。

宇佐美:正直なところ、まだフリーランス2年目で満足に売上も立てられていないのに、会計ソフトを使うのは大げさかなって思っていたんです。でもそんなことは関係なくて、明らかに会計ソフトを使ったほうがいいですね。「やよいの白色申告 オンライン」はタダですし。もしもカメラマンの後輩に確定申告で相談されたら、「やよいの白色申告 オンライン」を使うといいよって、答えますね。

斎藤:完全に白色申告をモノにしたって感じですね。ちなみに……「青色申告」って聞いたことありますか? 今回のように会計ソフトを使えば難しくないし、税制上かなりおトクになりますよ。

宇佐美:聞いたことはありますが、「難しそうだし、自分には関係ないことだ」って思い込んでいました。売上がどれくらいになったら、青色にすればいいのか…。

編集担当:この記事「売上がいくらになったら青色申告したらいい? 税理士さんに聞いてみた」では、税理士さんが「開業したてで赤字や事業収入が少ない方こそ青色にしたほうがいい、そう断言できます。」と言っています。近年、コロナ禍で収入が激減して場合によっては赤字になった事業者さんもいることでしょう。そんなときに赤字が繰り越せたり、課税所得から特別控除分が差し引ける青色申告は効力が大きいです。

斎藤:ちなみに「やよいの青色申告 オンライン」は、「やよいの白色申告 オンライン」のデータが引き継げて、操作も同じようにできるそうですよ。

宇佐美:なるほど!売上とか関係ないんですね。なら、会計ソフト使えばできそうだし、青色やってみたいです……!

斎藤:あらかじめ、税務署に青色申告承認申請書を提出しておないといけないので、次の2021年分から青色申告にするのでどうでしょう?

宇佐美:それじゃあ、今回(2020年)分の確定申告書書類の提出は、税務署に持ち込むことにします! そのときに青色申告承認申請書も書いて出せばいいですね。

編集担当:ちなみに、白色申告オンラインの手順画面の「所得税確定申告ダウンロード」ボタンの隣に、「青色申告承認申請書ダウンロード」ボタンが並んでいます。白色申告オンラインで確定申告書を作成すると、青色申告承認申請書も一緒にダウンロードできちゃうんですよ。

かんたん取引入力

クリックすると大きく表示されます。

宇佐美:すごい!よ~し、青色申告承認申請書出すぞ~!

斎藤:それにしても、完全に確定申告に対して前向きになってますね。最初の「これから確定申告するのイヤだな」って顔とは全然違う。

宇佐美:アハハ。そうかもしれませんね。僕、凝り性なんですよ。いろいろ調べて、次はもっと理解した上で申告したいですね。

斎藤:僕は、税金のことを考えるのもフリーランスの醍醐味の一つだと思っています。がんばってみてください!

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確定申告ソフトを使うことで、簿記や会計の知識がなくても確定申告ができます。

今すぐに始められて、初心者でも簡単に使えるクラウド確定申告ソフト「やよいの白色申告 オンライン」とクラウド青色申告ソフト「やよいの青色申告 オンライン」から主な機能をご紹介します。

やよいの白色申告 オンライン」はずっと無料ですべての機能が使用でき、「やよいの青色申告 オンライン」は初年度無料、かつ無料期間中でもすべての機能が使用できますので、どちらも気軽にお試しいただけます。

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初心者にもわかりやすいシンプルなデザインで、迷うことなく操作できます。日付や金額などを入力するだけで、確定申告に必要な書類が作成可能です。

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確定申告書類を自動作成。e-Tax対応で最大65万円の青色申告特別控除もスムースに

画面の案内に沿って入力していくだけで、確定申告書等の提出用書類が自動作成されます。青色申告特別控除の最高65万円/55万円の要件を満たした資料の用意も簡単です。インターネットを使って直接申告するe-Tax(電子申告)にも対応し、最大65万円の青色申告特別控除もスムースに受けられます。

自動集計されるレポートで経営状態がリアルタイムに把握できる

日々の取引データを入力しておくだけで、レポートが自動で集計されます。確定申告の時期にならなくても、事業に利益が出ているのかリアルタイムで確認できますので、経営状況を把握して早めの判断を下すことができるようになります。

この記事の執筆者斎藤充博

1982年生まれ。ノンバンク金融の営業を退職した後に、指圧師、マンガ家、ライターなどの仕事をしていまに至っています。著書に『いやしのツボ手帳』(永岡書店)、『ツボストレッチ』(日本文芸社)などあり。

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