会社設立に必要な「定款の作成」に何分かかるか試してみた 〜後編〜
執筆者:金野和磨
筆者は2015年に自力で会社設立の手続きを行いましたが、全ての手続きを追えるまでにかなりの時間と手間を要しました。最初に書いておくと、会社設立において最もメンタルが削られるのは書類の不備を市役所や法務局に指摘されて出し直さないといけなくなったときです。
4度目の正直、、ようやく面倒な申請書の修正対応が一息ついた。
無数のトラップが仕掛けられてると噂の登記申請だったけど。本当過ぎて笑った。 pic.twitter.com/lrnGH2cWDl
— 金野和磨 GMA (@konno108) 2015年10月7日
上記は約2年前、登記を行った当時のツイートです。
しっかりと書類を揃えれば法務局に行くのは一度だけで済むんですが、たびたび書類の不備を指摘されたため、結局4回も法務局に行くはめになったのです。法務局は最寄り駅からかなり離れたところにあることが多く、その手間から自力で登記しようとしたことをひどく後悔した記憶があります。
そうした苦い記憶をもった筆者ですが、『スモビバ!』から「会社設立が簡単にできるツールがあるから試してみてほしい。実際に自分で法人登記の経験をしたことのある人に実際の時と比べてみた記事を考えたい」という相談を受けたのでやってみることにしました。
この企画は前編・後編の計2本からなりますが、後編となる今回は、「弥生のかんたん会社設立」を実際に使ってみて、定款作成後に行う「登記の手続き」「登記後の手続き」をやってみようと思います。
ちなみに「弥生のかんたん会社設立」は、”株式会社”設立に必要な書類が、作成できるツールです。
ところが、筆者の会社は合同会社です。合同会社設立には、定款の認証が不要ですが、合同会社でも定款を作るほか新規設立手順は株式会社とほぼ同じなので、今回、編集部の方に確認の上、お引き受けしました。