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スモビバ流PRの極意:個人事業主や自営業者はまずは業界紙を狙え

公開日:

執筆者:椎名健次郎

スモビバ流PRの極意:個人事業主や自営業者はまずは業界紙を狙え

知名度がほとんどない個人事業主や自営業者が、大手マスコミに売り込もうとしても、門前払いされる可能性が高いというのが、残念ながら実情です。ですが、諦める必要はありません。まずは掲載してもらえる可能性がより高い業界紙から、攻めていけばいいのです。


【前編はこちら】
スモビバ流PRの極意:マスコミのネタ探しの切り札とは?




POINT
  • 大手マスコミの記者は、大企業を追いかけるので精一杯
  • まずは業界紙に電話などで、直接アプローチしてみる
  • 記者への詳しい説明は、電話よりも、書類を送る方が効果的

個人や自営業者が業界紙を狙うべき理由

最初から、全国紙やテレビを狙ってもいいのではないか。最短距離に思えるアプローチは効率的に思えるかもしれませんが、成果は期待しづらいでしょう。大企業のように名前が知られていない個人事業主や自営業者にとっては、まずは業界紙に掲載してもらうことが、特に大切です。

それは、大手マスコミはどうしても大企業中心の取材になっているからです。大手マスコミには、凄まじい数の「お知らせ」が届きます。わたしが担当していた番組には、毎日、300通近いファックスやメールが届いていました。どの記者も、すべてを読む余裕はとてもないので、大企業中心に見ていくことになります。「有名な大企業」、「急成長企業」、「カリスマ社長が率いる注目企業」。それらを追いかけるだけで、普通は精いっぱいなのです。個人や自営業者が真正面から挑んでも、目にしてもらうことは難しいでしょう。

もうひとつは、個人事業主や自営業者は知名度が低いということです。聞いたことがない相手からの情報には、どうしても疑心暗鬼になってしまいます。ですが、業界紙に掲載されたという実績があれば、既に他の専門記者のチェックを通過しているということ。大手メディアの記者からすると、ようやく「これは、信用できるかな」という気持ちになるのです。保守的ではあるのですが、大手メディアの現実です。

大手マスコミの密かなネタ元は業界紙です。ですので、業界紙に掲載されれば、記事を読んだ記者から、問い合わせが入るかもしれません。あるいは、大手マスコミに直接売り込む際でも、「業界紙に掲載された」という実績を引っ提げて、アプローチすることができます。何も掲載実績がない状態で売り込むのとは、信用度が全く違います。

業界紙へのアプローチ方法

では、どうやって業界紙にアプローチすればいいのでしょうか。知人や取引先などに、業界紙の記者を紹介してもらえる人がいる場合は、それが一番でしょう。ですが、そんな知り合いがいないとしても、諦める必要は全くありません。

まずは、自分が目にしたことがある業界紙のホームページや紙面を見てみましょう。情報提供先としてメールアドレスや電話番号が出ていることがあります。見つかれば、その連絡先に案内の書類を送ります。

情報提供専用の連絡先が見当たらない場合でも、大丈夫です。代表番号や読者向けの問い合わせ先があれば、そこに連絡してもいいでしょう。大手メディアだと代表番号から記者につないでもらうことは、かなり難しいものです。運よく取材部門につないでもらえたとしても、電話に出るのはアルバイトの学生。型通りの受け答えをされて、終わってしまいます。業界紙はそれほど組織が大きくないので、比較的簡単に取材担当者につないでもらえるはずです。

説明は電話ではなく書類で

注意すべきなのは、電話では送付先を聞くことに留めるということです。記者が出たからといって、チャンスとばかりに、長々と説明しては逆効果です。掲載してもらいたい内容は、電話ではなく送付する書類で伝えるべきです。

電話だと相手の状況がわかりません。もしかしたら、外出直前で話を早く切り上げたいと思っているかもしれません。あるいは、他の記事の調べものの最中で、電話に出てしまった。なので、電話は聞き流し、インターネットでの調べものに熱中しているかもしれません。それに、たまたま電話に出た記者が興味のない話であったとしても、同じ編集部の他の記者は関心があるかもしれません。書類であれば、社内で回覧してもらえます。書類は、A4で1枚。簡潔に収めることが基本です。

「急がば、回れ」。昔からのことわざではないですが、大手メディアでの掲載を狙うなら、まずは業界紙に出るということが、実は有力な手段になるのです。

photo:Thinkstock / Getty Images

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この記事の執筆者

椎名健次郎
椎名健次郎

在京キー局で、ニュース番組を10年に渡り、製作。記者のまとめ役である、キャップを務める。その後、ネット企業でマーケティングや新規事業企画を担当。現在は、メディアや広報関連を中心に雑誌、ネットでの特集記事や著書を執筆。コンサルティングや講演も手掛けている。

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