事業資金はこうやって集める!困ったときに考えたい事業資金の調達方法

公開日:

執筆者:柳原つつじ

困ったときに使える事業資金の調達方法

脱サラして自分で事業を立ち上げると、サラリーマンの頃とはまた違う悩みに遭遇することを紹介していきたいと思います。



POINT
  • 「全国信用保証協会連合会」で融資をスムーズに
  • 小額を幅広く集める「クラウドファンディング」
  • 狭き門だが「ベンチャーキャピタル」も

保証人になってくれる公的機関

資金調達をどのように行うべきか。事業者ならば誰もが、頭を悩ませるところです。

以前、「資金調達はどうする?(低金利で借りられる融資制度)」 の記事で、日本政策金融公庫や商工会・商工会議所を利用して融資を受ける方法などについてご紹介しました。今回はもう少し視点を変えた資金調達法についてご紹介したいと思います。

中小企業や個人事業主が資金調達に難儀するのは、ひとえに信用力が不足しているためです。大手ならば貸してくれるような金融機関も、中小企業や個人事業主が相手となれば、きちんと返済ができるのかどうかが不安で、つい融資をためらってしまいます。

ならば、その「信用」の面で力を貸しましょう、というのが「一般社団法人 全国信用保証協会連合会」です。

信用保証協会は、中小企業や個人事業主が融資を受ける際に、信用保証料を支払えば保証人となってくれるというもの。もし融資を受けた側が返済できなくなっても信用保証協会が立て替えてくれますので、金融機関も安心して融資がしやすい、ということです。

対象になる条件としては、業種別に資本金と従業員数の条件が定められていますが、個人事業主の方の場合は常時使用する従業員数が該当すれば大丈夫。その従業員数も下限は決められていないので、小規模事業を行う個人事業主にとってはありがたい制度だと言えるでしょう。

信用保証の利用企業数は、146万社にも上っています。実績がなく信用力が低いがために、融資が受けられずに困っている人は活用を考えてみてはいかがでしょうか。

一般社団法人 全国信用保証協会連合会

クラウドファンディングを活用する

また、近年になって注目されるようになった新しい資金調達法が、「クラウドファンディング」(crowdfunding)です。「crowd」(群衆)と「funding」(資金調達)が組み合わされていることからも分かるように、金融機関を介してではなく、多くの人から直接資金調達することを指します。

その特徴は何といっても、小額から投資できるために出資者の負担が軽いこと。
出資者はインターネットで公開されたプロジェクト内容を見て関心を持てば出資を行い、そのリターンを受け取るという流れになります(*)。

また、インターネットで事業内容を公開することによって、自分のアイディアがどれくらい市場で支持されるかを知ることができるのもクラウドファンディングの特徴です。つまり、資金調達と同時にマーケティングもできるということです。

組織の大きさよりもプロジェクトの内容に将来性があるかどうかで判断されるので、個人事業主にはマッチしやすい資金調達法だといえそうです。興味のある人は、クラウドファンディングサービスを行っているサイトを探して登録してみるとよいでしょう。

クラウドファンディング - Makuake(マクアケ)

READYFOR (レディーフォー)

(*)クラウドファンディングには「寄付型」「投資型」「購入型」の3つのタイプがあり、「寄付型」にはリターンがなく、「購入型」の場合はあらかじめ決められたリターン(物品や体験など)が、「投資型」の場合はプロジェクトが成功した際に金銭が支払われる仕組みになっています。日本国内では購入型プロジェクトが一般的です(編集部注

独自の商品やサービスで急成長していれば......

ビジネスの面白いところは、何が起こるか分からないところ。さまざまな方法で資金調達をして、事業を行っているうちに、思わぬヒット商品が生まれることもあるかもしれません。

そんなとき、数億円単位の資本金を調達できる可能性があるのが、ベンチャーキャピタルです。

ベンチャーキャピタルでは、投資先を

「1.シード」
「2.アーリー」
「3.ミドル」
「4.レイター」
【参考記事】総務省「ベンチャーとICTの動向」

の4段階のカテゴリーに分類します。
そして、それぞれの段階に応じた投資を行うのですが、日本のベンチャーキャピタルは「レイター」の段階で初めて投資が行われることが一般的です。ただし、以前スモビバ!で紹介したサムライインキュベートのように設立準備の段階であるシードで投資を検討してくれるベンチャーキャピタルも存在します。

【参考記事】サムライインキュベート 榊原代表「起業は不条理の連続。成功するかどうかは行動量次第」

「クラウドファンディング」に比べて、画期的なビジネスであるだけではなく、すでに実績を挙げていることが求められます。かなりハードルが高い資金調達法ですが、そういうアプローチが投資家から来るように事業を発展させていく、というモチベーションの持ち方もよいかもしれません。

ビジネスの世界は日進月歩。これからも新しい資金調達法が出てくるかもしれません。日々、経済のトレンドを追うようにしましょう。

photo:Thinkstock / Getty Images

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この記事の執筆者

柳原つつじ
柳原つつじ

出版社勤務を経て、フリーエディター、コラムニスト。歴史、伝記・評伝、経営、書評、ITなどを得意ジャンルとして、別名義で著作多数。ここでは、脱サラフリーランスならではの視点で、お役立ち情報をお届けしたいと思います。

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