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税務調査でチェック?!確定申告で家事按分できるものや計算方法を解説!

公開日:

執筆者:矢郷真裕子

税務調査でチェック⁉家事按分できるものや計算方法をGパンパンダ(超インテリお笑い芸人)が解説!

個人事業主やフリーランスの確定申告で、頭を悩ませるのが経費の計上です。中でも判断に迷いやすいのが、日常生活のお金と、事業で使う必要経費が混在していて、「家事按分」が必要なときではないでしょうか?

今回は、家事按分の考え方や計算方法などを、公認会計士兼税理士の星野さんと、MENSA会員の一平さんによる超インテリお笑いコンビ・Gパンパンダのおふたりと一緒にチェックしていきたいと思います!



Gパンパンダ

Gパンパンダ

ワタナベエンターテインメント所属、公認会計士兼税理士の星野光樹さん(左)と、MENSA会員の一平さん(右)という超インテリお笑いコンビ。筑波大学附属中学校・高校、早稲田大学商学部の同級生。ワタナベコメディスクール24期生。NHK「平成30年度新人お笑い大賞」優勝。星野さんのnoteでは、税に関するお役立ち情報を解説中。

家賃、水道光熱費、通信費......仕事と日常生活に切り離せないものは「家事按分」で経費に!

ライター

――この連載は、個人事業主やフリーランスになろうと考えている方が、個人事業主としてやっていく際に必要な情報をお伝えしていくことがコンセプトです。今回のテーマは「家事按分」。個人事業主の場合、自宅を事務所として活用しているなど、生活と仕事が混在するケースも多いですよね。

星野

星野:家事按分(かじあんぶん)は個人事業主にとって大事なポイントです。ちょっと難しい点もありますが、今回の記事でぜひ勉強していただきたいですね。

一平

一平:家事按分はハイレベルだね。僕も確定申告で計上してはいるけど、ちゃんと理解できている自信はないもん。

ライター

――まずは、家事按分とはそもそもどういうものなのか、基本的な考え方について教えてください。

家賃、水道光熱費、通信費......仕事と日常生活に切り離せないものは「家事按分」で経費に!

星野

星野:個人事業主の方が家で仕事をしていたり、家と事業所を兼用していたりする場合、プライベートで使っているのか、仕事で使っているのか、はっきりと区別するのが難しいものがありますよね。

例えば家賃、水道光熱費、携帯料金、インターネット回線やスマホの使用料といった通信費は、仕事でも日常生活でも使います。そういった仕事と日常生活を切り離せないものについて、何割かを按分して個人事業主の経費にしましょうという考え方が、家事按分と呼ばれるものです。

一平

一平:「按分」って表現がまず難しいよね。日常で聞いたことないんだけど。

星野

星野:......僕だって最初は聞いたことがなかったですよ!いきなり文句ばかり言わないように!まぁ日常生活では確かに聞かないけどさ。

一平

一平:どういう意味なの?「家事を按分する」って。

星野

星野:だから、家事の何割かを経費にするってことですよ。

一平

一平:じゃあ最初からそう言えばいいじゃん。わざわざ「按分」とか言わなくても。

星野

星野:......うるせーな!もう!!(怒)

一平

一平:税理士さんは怒らず、優しく説明してくださいね~。水道光熱費って、全体のどのくらいを経費として申告していいの?

星野

星野:そこがまさに按分するところですよ。何割を仕事で使ったのか、証明する方法を考えるんです。

一平

一平:どう考えたらいいのかを早く教えてよ~。

星野

星野:例えば家賃なら、仕事で使っている分の床面積を算出するなど、他の人が聞いたときに「なるほど。そのように全体の何割を仕事で使っているんですね」と納得できればOKです。

一平

一平:家賃はわかりやすいね。僕なら、衣装入りのタンスを置いている床面積を算出すればいいかな。

星野

星野:正確には、‟衣装だけ"を置いている床面積を算出してくださいね。仕事のためだけに使っているスペースと、生活に使っているスペースの面積の比率に応じて、家賃を割って計算するので。

一平

一平:タンスの中で衣装と私服がゴチャゴチャになってちゃダメなんだね。ムズい......。

星野

星野:光熱費は、わかりやすいのは使用時間で分ける考え方でしょうか。例えば、9~17時の8時間は家を仕事のためだけに使っていると言える場合、「1日の使用時間のうち8時間分の光熱費は仕事のためのものです」と考えて計算するとかね。いずれにしても、誰もが客観的に見て、理解できる考え方やルールが必要なんです。

一平

一平:ヤバい......ムズい......。僕の中では、家事按分が最も難しいと思うのは、水道代!

星野

星野:確かに水道代は、按分の考え方が難しいね。仕事で使用している時間や使用量を証明できればいいんだけど。

一平

一平:衣装を洗濯しているときの水道代は、経費にできるよね? 洗濯機で水を何リットル使用しているか表示されるし。

星野

星野:ちゃんと個別に洗濯を分けているなら、全体の水の使用量のうち、どれだけの水を衣装の洗濯だけに使っているかで按分はできるね。

ライター

――飲食業の個人事業主さんは、水道メーター自体を仕事用と生活用で分けている方もいらっしゃいますが、それ以外の業種だと、水道代を仕事と生活ではっきり区別するのは難しいですね。

一平

一平:シャワーと、洗濯と、うんちと......水はいろいろな場面で使うもんなあ。

星野

星野:一平くん。あまり人前で、うんちって言わないでね(汗)。

ライター

――先ほどの光熱費の例と同様に、例えば9~17時は家を仕事のためだけに使っているというルールにして、その間の水道代もすべて仕事用だと申告するのはOKでしょうか?

星野

星野:水道代は、時間で測る考え方だとちょっと厳しいかもしれませんね。その時間の区切りの中に、水分として摂取したり、排泄に利用したりと、生きるために使用している水が必ずあるはずですから。「事業のために必要な水分があり、それを証明します」という考え方で按分しないといけないんですよね。

ライター

――インターネット回線の料金も家事按分できますが、これも仕事とプライベートとの区別が難しいかもしれませんね。

一平

一平:インターネット回線の料金も、仕事のためだけにどのくらい使っているか説明するのは難しいんだけど......。

星野

星野:でも、客観的に説明しなきゃダメです。「ちゃんと説明できるなら、按分していいよ」という決まりなので。

一平

一平:ふざけんなよ~~~!!

星野

星野:一切ふざけてないですよ。

一平

一平:僕自身の状況や考え方としては「仕事のためにインターネット回線を契約してるんだけど、それをうっかりプライベートでも使っちゃってる」ってことなんだよな......悔しい! ネットにゲーム機つないじゃってるもん。

星野

星野:うっかりプライベートでも使っちゃってる......? ゲーム機は完全にプライベート用だから、客観的に区別してもらわないと(笑)。

一平

一平:思いきってゲーム機を捨てちゃえば、「インターネット回線の料金はすべて仕事のためのものです!」って、自信を持って言えそうなんだけどな(笑)。

ライター

――スマホの利用料も、仕事とプライベート、区別しずらいでしょうね。

一平

一平:あ、でも、今のスマホって、スクリーンタイム機能(※アプリやウェブサイトごとの利用時間がわかる機能)があるじゃん。それを参考に、仕事に使った時間を出せばいいんじゃない? LINEの全やりとりのだいたい半分くらいは仕事相手だから......。

星野

星野:おっと。「だいたい半分くらい」、という曖昧な考え方は危ないな。

一平

一平:いやいやいや~!これ、かなり客観的に考えてる方法だって~~~!!!

家賃、水道光熱費、通信費......仕事と日常生活に切り離せないものは「家事按分」で経費に!

星野

星野:悪い考え方とかではないんだよ。何が絶対的な正解っていうのもないし。

一平

一平:アプローチとしては間違ってないけど、厳密に説明できていないからダメってことなんだよね。

星野

星野:仕事用のアプリを閉じ忘れて、ただ開きっぱなしにしているだけの時間とかも、スクリーンタイム機能には保存されちゃうから、実作業に使用している時間をどうやって税務署の人に説明するかなども難しいよね。

一平

一平:......あっ! いい方法を思いついた! ピンときましたよ、MENSA会員のひらめきが!! スマホやネットは、基本的にすべて仕事のためだけに使うことにして、やむを得ずプライベートで動画配信サービスを観てしまった時間をマイナスにするのはどうだろう!

星野

星野:なるほど。でもLINEの使用時間はどうするの?

一平

一平:LINEはプライベートのやりとりに使った時間を明確に出すのが無理だから、按分するのは潔く諦める! 本当は、仕事に関係がない動画はすべて友達のスマホを借りて見せてもらう......というくらい、自分のスマホは仕事用として徹底できたらいいんだけど(笑)。

ライター

――仕事用スマホと、プライベート用スマホの2台持ちはどうですか?

一平

一平:按分したいがためだけに、余計なお金かかっちゃってる! それはバカ! もったいない!(笑)

星野

星野:2台持ちが、考え方としては一番シンプルですけどね。説明もしやすいでしょうし。

一平

一平:僕の「基本的にスマホは仕事に使うものとして、プライベートで使ってしまった時間の分だけマイナスする」という考え方はどうかな?

星野

星野:それで納得してくれる税務署の人もいるかもしれないし、「そもそもスマホって、常に誰かと連絡を取れるようにしておくための道具であり、それは仕事というよりは日常生活のためですよね」と言ってくる人もいるかもしれないね。

一平

一平:......うるさいやつ......(ボソッ)。個人事業主のみなさん!相手は、ああ言えばこう言う一休さんみたいなやつだと思って、家事按分をしましょうということですね!

家賃、水道光熱費、通信費......仕事と日常生活に切り離せないものは「家事按分」で経費に!

星野

星野:おいおい!面倒になったからって、変なまとめ方をするな!!

一平

一平:だって、そのくらい税務署の人はごまかしがきかないってことでしょ~?

星野

星野:客観的に他人が納得できる説明が必要ってことです。

一平

一平:今回の星野は、同じことばっかり何回も言ってるな。この頭が固いモードに入った星野は、ずっとリピートするだけなんでおもしろいですよ(笑)。

星野

星野:大事なことだから何回も言ってるだけです!(怒)

一平

一平:他に家事按分できるものは何だろう? ......あっ、衣装として着ることもある私服はどう? 仕事とプライベート半々として計算すればいい?

星野

星野:使用頻度が確実に半々であると、客観的に他人が納得できる説明が可能なら......。

一平

一平:あ~、もう! 着ない着ない! プライベートでは一切着ない! 衣装専用の服にする!! 家事按分の考え方って、いかに「プライベートでは使わない」という強い意志を持てるかどうかの話になってきたな......(笑)。でも、僕が今着ている衣装も、本当にプライベートでは一切着てないよ。

星野

星野:本当か~? インナーは怪しいけどな~??

一平

一平:このインナーは5着くらい持ってるけど、白のインナーはとにかくプライベートでは着ないようにしてるから大丈夫なんです~!

星野

星野:一平くんがプライベートで白のインナーを着ているのを発見した方は、僕にタレコミをお願いしますね。

洗濯機などの家電、マンガや美容にかかった費用は家事按分できる?

洗濯機などの家電、マンガや美容にかかった費用は家事按分できる?

ライター

――これまで出てきたもの以外に、一平さんが家事按分について悩んでいるものなどはありますか?

一平

一平:お笑いの仕事が立て込むと、衣装を連日着なきゃいけないことも多いので、引っ越しを機に、乾燥機付きの立派な洗濯機を買ったんですよ。仕事の衣装のことを考えて、たっかいやつ買ったから、洗濯機の購入費や設置費用を按分したいんだけど......。

星野

星野:洗濯はどうしても「生活のためにおこなう」という側面が大きいからなあ......。プライベートのものは一切洗濯しないことにすれば、10万円以上なら固定資産として計上できて、税務署の人にも納得してもらえますよ。

一平

一平:なんでだよ~! 普段ずっとクサいまま生活しなきゃいけないじゃん~~!!

ライター

――例えば一週間に7回洗濯機を回すとして、そのうちの2回は必ず衣装だけを洗濯する、という感じにできれば大丈夫じゃないですか?

一平

一平:それは本当にできるかも! 毎回、全体の4分の1くらいは衣装を洗ってるんで。2分の1はタオルで、4分の1は私服。

星野

星野:洗濯物の半分がタオル? 多すぎじゃ......?

一平

一平:タオルめちゃくちゃ洗うんだよ! ハンドタオルもバスタオルも一回使っただけで洗うから!

星野

星野:今、一平くんが言ったように、仕事用の洗濯物の量で按分してもいいかもしれないね。問題はそれをどう税務署の人に証明するかだけど。

一平

一平:毎回、洗濯物の写真を撮って、洗濯日記をつけろってこと!?(苦笑)

星野

星野:洗濯に詳しいわけじゃないけど、とにかく洗濯をこまめにしている「洗濯芸人」の誕生ですね。新たな芸人像のパイオニアになるチャンスだよ。洗濯やタオル関連の仕事が来るようになったら、洗濯にかかるお金を経費にもしやすくなるし。

ライター

――そんなに膨大な量のタオルを個人で頻繁に洗っている人って、なかなかいないだろうから貴重ですよね。

星野

星野:「こんなにタオルばっかり洗ってるの?」って、税務署の人に怪しまれないようにしないといけませんけどね。

ライター

――今回の記事で「一平さんの洗濯物の半分はタオル」ということを、証拠としてしっかり明記しておきましょう!ファンの方も、一平さんのプライベート情報がわかって喜んでくださるといいですね。

一平

一平:朝シャンをすると、タオルの洗濯頻度が上がっていくんです。バスタオルはペラペラより分厚いほうがいいな~♪

星野

星野:なぜかさらなるプチ情報が追加されましたね(笑)。

一平

一平:あと、僕の大好きなマンガ本の家事按分についても聞いておきたい! マンガも仕事で使ってたら按分してもいい? 按分するとキモい??

星野

星野:一平くんの価値観がよくわからないけど、マンガが事業の収入につながっているなら、キモくないんじゃないですかね(笑)。

一平

一平:この前、マンガのコラムを書いて提出するオーディションがあったんだよ。その仕事が決まれば、資料として読んだマンガは確実に按分できるってことだよね。

星野

星野:「プライベートのためではなく、事業の収入につなげるためにマンガを読みました」と証明できるから、いいと思いますよ。

一平

一平:あと! これはぜひ記事に書いてほしいんですけど、ネタ作りでいつもたまにマンガを参考にすることがあるから、そのときに使ったマンガも按分できるはずです! ......おっと、「たまに」の部分は語弊があるので載せないでください。いつも参考にしてますということで!!

星野

星野:「いつも」の部分を、僕が原稿チェックの際、「たまに」に修正しておきますね。

一平

一平:身内の星野が裏切らないでくれよ~(泣)。いつでもマンガの半分は仕事で参考にするため、半分はプライベートで楽しむためのものなんです!

星野

星野:一平くんは、2019年分の確定申告は、その曖昧な主張を貫くってことだね?

一平

一平:僕が疑われそうなことを記事に書くなーーー!!!(汗)

洗濯機などの家電、マンガや美容にかかった費用は家事按分できる?

ライター

――そういえば、一平さんは"美容男子"という一面もありますよね。そこで気になっている家事按分はありますか?

一平

一平:おしゃっぺー」(※一平さんがおしゃれ上級者になるための日々の記録用インスタグラムアカウント)として、申告しないわけにはいかないから、僕は美容代も「按分」しよう!!

星野

星野:ふ~ん。税務署の人が帳簿を見たときに「おしゃっぺーとは?いったい何ですか??」って聞かれたらどうするの。あと、芸人だし、「おしゃっぺーのどこがおもしろいんですか?」とも聞かれるだろうな。

一平

一平:おもしろさで判断するな! 頑張ってるし!!

星野

星野:基本的に、美容系の経費は要注意なんだよね。例えば、「人前に出る仕事だから美容院代を経費にする」という場合、「じゃあ、髪がどれだけ伸びても、仕事がなかったら切らないということですか?」と突っ込まれちゃうかもしれない。髪を切るという行為は、生活のためという側面が大きいと考えられているからね。
メイク用品代なども「仕事のため」ということを、より論理的に説明できないといけません。

一平

一平:仕事のために決まってるじゃないのよっ! あんた、あたしが髪ボサボサのすっぴんで仕事がもらえると思ってんの!? ちゃんと髪切って、クレンジングして、洗顔して、化粧水と乳液つけて初めて仕事が来るんだからねっ!!

星野

星野:お笑い芸人はおもしろかったら仕事が来るよ。乳液で仕事が来るわけじゃないでしょ(笑)。

一平

一平:芸能人は身だしなみが大事なのよ~っっっ!

星野

星野:モデルさんなど、美容分野をメインで仕事にされている方は、経費にもしやすいと思うんですけどね。マジメな話、おしゃっぺーはかなりのレアケースなので、税理士も税務署の人も困るでしょう。

一平

一平:僕がおしゃれになることで、ファンの方も増えやすくなってると思う!つまり、これは仕事につながってると言えるんじゃないのかな~?

星野

星野:じゃあ、その熱意を税務署の人にも伝えていただいて(笑)。

一平

一平:熱意じゃなくて、れっきとした論説だよ!

ライター

――個人事業主の方が、ホームページや名刺に載せる宣材写真を撮るために使った写真代やヘアセット代、メイク代、衣装代などは、シンプルでわかりやすい経費ですよね。

星野

星野:おしゃっぺーとは違って、まさに仕事と直接つながっている費用ですからね。

一平

一平:僕という人間は50%が仕事用のおしゃっぺー、50%がプライベート用の一平なのに......。

星野

星野:僕はいつの間に、「一平」じゃなくて、「おしゃっぺー」とコンビを組んでいたんだろう......。でも、どうしても美容代を家事按分したいなら、もう徹底して毎日の半分を「おしゃっぺー」として生きていくしかないですね。時間を按分の基準にするなら、毎日12時間分の写真や動画をインスタにアップし続けてください。

一平

一平:おしゃれ上級者より、家事按分上級者への道が険しすぎる......。

家事按分は税務調査でチェックされやすい!家賃100%を経費にするのはNG!

家事按分は税務調査でチェックされやすい!家賃100%を経費にするのはNG!

星野

星野:まあ一平くんの言う通り、確かにクリエイターの方は、仕事とプライベートの境目が難しいものが多かったりしますよね。

一平

一平:僕は確定申告用に「レッスン・勉強代」という科目を自分で作ってるんですよ。マンガ代や、ボイストレーニングにかかる費用、お笑いライブなどの観劇代もその科目にしてます。僕の使っている会計ソフトだと、比率を設定すれば自動で按分してくれるから便利よ~。

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※「やよいの青色申告 オンライン」確定申告 画面より

星野

星野:ちゃんと客観的に納得できる比率を設定しているなら、会計ソフトが計算してくれるから便利だろうね。

一平

一平:僕が思うに、確定申告の初心者は家事按分の計算が面倒だから、「一切やらない!」か、「100%全額経費に突っ込んじゃえ!」のどちらかのミスをやってしまいがちなんですよ。でも家事按分をしてくれる会計ソフトがあれば計算はラクちんだから、間違いや損を防げるはず!

星野

星野:結局、税務調査が入ったときに、少なからず申告漏れとして指摘される部分は、見解の違いなんですよね。自分は経費にしていいと思ったけど、税務署の人には認められなかった、という。税法上は「収入を得るために直接必要な費用を経費とする」としか定められていないので、その判断は一概には言えないわけです。ただ、家事按分は税務調査でチェックされやすい部分ではありますね。

一平

一平:そうなんだ。特にどこがチェックされやすいの?

星野

星野:初歩中の初歩は、家賃じゃないでしょうか。「地代家賃」という項目で経費にすることが多いと思いますが、事務所やお店を自宅とは別に借りている人が「地代家賃」を100%で計上するならわかります。

しかし、明らかに自宅兼仕事場にしている人が、家賃の100%を経費にしてしまうと、「これはおかしくないですか?」と即座に指摘される可能性が高いですね。家賃にかかわらず、家事按分しているものに関しては、100%を経費として申告している場合、通常より深くチェックされるのではないかなと。

一平

一平:家賃の100%が経費だなんて、家が倉庫じゃないと成り立たないよね(笑)。

ライター

――星野先生が知る範囲で、家事按分の科目を100%全部経費として申告しちゃうような人は、実際にいるんですか?

星野

星野:家事按分の考え方を知っている人なら、按分せず100%で申告する人はほとんどいないですね。でも、家事按分のことを知らず、「家賃も経費にできるらしいって噂で聞いた!」みたいな人は、全額を経費にしちゃうケースもあります。なので、今回の記事で家事按分について知った人は、客観的に説明できる根拠のもと、しっかり按分して申告をしてくださいね。

ライター

――「家事按分」後編では自宅と事業をおこなう場所を兼ねている場合も多い個人事業主のために、実家暮らしやルームシェアのケースの家事按分の考え方や計算方法について聞いていきたいと思います!

Photo:沼田学

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この記事の執筆者

矢郷真裕子
矢郷真裕子

編集者・ライター。出版社勤務を経てフリーランスに。手がけてきた分野はエンターテインメント(お笑い・音楽)、グルメ、衣料(ファッション)、児童、占い、街ブラ、ライトノベルなど。

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